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2015-04-21

【フィンランド】総選挙で社民党が第4党に後退

19日、北欧フィンランドで議会総選挙(定数200、比例代表制)が行われた。その結果、与党第2党の社会民主党(社会主義インター・進歩同盟加盟政党が第4党に後退し、下野が濃厚になった。社民党は議会でも第2党として前回第1党で保守の国民連合党と連立を組んでいた。

今回、第1党となったのは穏健中道政党ながら前回議会選後に下野していた中央党で、企業減税などによる景気浮揚を訴えた中央党と右派ポピュリストの「真のフィン人」(第2党に躍り出た)を軸とする連立の可能性が高いと報じられている。

今回の選挙では経済低迷のなか与党連合が敗退する形となったが、EU懐疑派とされギリシャ支援などにも消極的な姿勢をみせてきた「真のフィン人」が実際に連立入りするかどうか、もしくは社民党が与党に残るかが注目される。

今回の総選挙の結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

中央党 49(+14)
真のフィン人 38(-1)
国民連合党 37(-7)
社会民主党 34(-8)
緑の連盟 15(+5)
左翼同盟 12(-2)
スウェーデン人民党 9(±0)
キリスト教民主党 5(-1)
オーランド諸島代表 1(±0)

フィンランド社会民主党 公式サイト(フィンランド語ほか)
http://www.sdp.fi/fi/
2015-04-02

【ナイジェリア】大統領選で全進歩会議のブハリ氏が勝利

3月28日から29日にかけて、アフリカの大国であり産油国であるナイジェリアで大統領選挙および上下両院議員選挙が行われた。注目の大統領選挙ではイスラム教徒で野党・全進歩会議(社会主義インター加盟政党)のブハリ元軍事評議会議長が与党・国民民主党を率いるキリスト教徒のジョナサン大統領を破り、勝利を収めた。

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当選を決めたブハリ元軍事評議会議長(全進歩会議)

今回の選挙の最大の争点はイスラム過激派テロ組織「ボコ・ハラム」の掃討で、ブハリ元議長は軍人としての経験からジョナサン大統領よりも自分が適任だと訴えていた。また国民民主党のオバサンジョ元大統領(軍政を民主化したことで知られる軍人出身の大統領)も自党のジョナサン大統領でなくブハリ元議長支持を打ち出し、選挙戦を有利に運んだ。これに危機を感じたジョナサン陣営はボコ・ハラムの脅威を理由に選挙を6週間延期、この間に巻き返しを図ったが及ばなかった。ジョナサン大統領はブハリ元議長に対し敗北を認めた。首都アブジャや最大都市ラゴスでは支持者が喜びを爆発させていると伝えられている。

ただブハリ元議長は80年代に短期間ナイジェリアの軍政を担ったのちに同じ軍のクーデターに拠って打倒されているが、その後03年、07年、11年、15年と続けて大統領選挙に立候補している。一貫して北部ムスリムの代表ではあるものの思想的に一貫しているわけではなく、過去には保守系の思想を掲げたこともあった。しかし一昨年、野党が大同団結して結成した「全進歩会議」が結成されたのち、同党は社会主義インター入りを認められている。このほか石油収入が行方不明になるなど汚職も多く、ブハリ新政権は汚職と向き合うことも求められる。

なお議会上下両院選の集計はまだだが、全進歩会議がブハリ新大統領誕生の勢いをかって優勢とみられる。

全進歩会議 公式サイト(英語)
http://www.apc.com.ng/
ブハリ新大統領 個人サイト(英語)
http://thisisbuhari.com/
2015-03-31

【フランス】県議選で与党・社会党大敗

フランス全国で22日および29日、県議会議員選挙(小選挙区2回投票制)が行われた。その結果、オランド大統領与党の社会党(PS、社会主義インター・進歩同盟加盟政党)はじめ左派は大きく後退し敗北。サルコジ前大統領を先頭とする右派(保守)が大きく前進し勝利をおさめた。また躍進がいわれた極右・国民戦線(FN)は小選挙区制に阻まれ、約半数の選挙区で決選投票まで残ったものの、事前予想を下回った。今回の結果、約3分の2の県議会で右派(保守)が過半数を占める見通し。

今回の県議会議員選挙では小選挙区制ではあるが、男女の候補者がペアを組んで立候補する新制度が採用されたため、県議会の男女比は必ず同数になるように工夫された。これまで古い地方行政制度である県の議会は男性議員の牙城であったが、それが崩されることとなった。今後はこの新制度の定着や運用も注目される。

社会党 公式サイト(フランス語)
http://www.parti-socialiste.fr/
2015-03-19

【イスラエル】総選挙で労働党系連合が2位に

17日、イスラエルでクネセト(国会、定数120・比例代表制)総選挙が行われた。事前予測ではネタニヤフ首相が率いる右派・リクードと、労働党(社会主義インター・進歩同盟加盟政党)およびハトヌア(「運動」)で構成される中道「シオニスト連合」の接戦が予測されていたが、結果はやや開いてリクードが第1党、「シオニスト連合」が第2勢力となることとなった。

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選挙戦終盤に両手を高々と掲げるヘルツォグ労働党党首とリヴニ・ハトヌア党首ら

その他の政党では共産党からイスラム主義までアラブ系左右両派が合同した「ジョイント・リスト」が第3党、世俗派で超正統派への有権者の違和感を背景とする中道「イェシュ・アティード」(未来が有る)が第4党、経済平等主義の中道新党「クラヌ」(みんな)が第5党となった。「ユダヤ人の家」「イスラエル・ベイテイヌ」など右派政党はそれ以下に沈んだ。またメレツ(社会主義インター・進歩同盟加盟政党)もそれ以下に沈んだが、辛うじて議席を確保した。中道のカディマは立候補そのものを断念している。

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ネタニヤフ首相(リクード)

今回の選挙の結果、ネタニヤフ首相の続投が最有力視されるが、連立の組み合わせについては変更があることも予想される。組閣担当者を指名する権限を持つリヴリン大統領は右派連立ではなく、リクードと「シオニスト連合」双方を含む大連立を希望していると報じられている。それにより、パレスチナ和平の枠組みにも大きな変化がもたらされる可能性がある。

Reuven_Rivlin_vote_in_Israeli_legislative_election,_2015
投票するリヴリン大統領(名誉職的国家元首)

詳しい選挙結果は次のとおり(暫定結果。カッコ内は選挙前比)。

リクード 30(+12)
シオニスト連合 24(+3)
ジョイント・リスト 14(+3)
イェシュ・アティード 11(-8)
クラヌ 10(新党)
ユダヤ人の家 8(-4)
シャス 7(-4)
イスラエル・ベイテイヌ 6(-7)
ユダヤ・トーラー連合 6(-1)
メレツ 4(-2)

シオニスト連合 公式サイト(ヘブライ語。英語版などあり)
http://hamahanehazioni.co.il/zionist/
2015-03-08

【アンドラ】総選挙で社民党が敗退

1日、フランスとスペインにはさまれたピレネー山中のミニ国家アンドラで、一院制議会に相当する大評議会(「渓谷総会」とも)の総選挙(定数28、二人区比例代表並立制)が行われた。その結果、前回敗退した社会民主党(社会主義インター加盟政党)はさらに議席を減らし、政権奪還はならなかった。社民党は今回、緑の党などと政党連合を組んだものの、与党・アンドラ民主党のほか、アンドラ自由党にも及ばなかった。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

アンドラ民主党 15(-5)
アンドラ自由党 8(前回は民主党を支持して立候補せず)
社会民主党+緑の党他 3(-3)
社会民主主義と進歩 2(新党)

2015-03-07

【エストニア】総選挙で社民党が第3党に

1日、バルト3国の北側に位置するエストニアで総選挙(定数101、比例代表制)が行われた。その結果、隣国ロシアに強い姿勢をとってきたロイバス首相の右派リベラル政党・改革党が第1党に、ロシアとの融和を訴えてロシア系住民の支持を集めた左派リベラル政党・中央党が第2党となった。イルヴェス大統領を擁する社民党(旧穏健党、社会主義インター加盟政党)は一時は第1党となる予測もあったが、第3党にとどまった。

Taavi_Rõivas
ロイバス首相(改革党)

Sven_Mikser_2014.jpg
ミクセル国防相(社民党党首)

今後はロイバス首相がNATOとの連携を強化する対ロシア強硬路線を継続できるかがカギとなる模様。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

改革党 30(-3)
中央党 27(+1)
社会民主党 15(-4)
祖国と公共同盟 14(-9)
自由党 8(新党)
保守人民党 7(+7)

なおソ連からの独立で独立派共産党の指導者として重要な役割を果たしたリュイテリ最高会議議長(当時、のち大統領)は現在、保守人民党に所属している。

社会民主党 公式サイト(エストニア語)
http://www.sotsdem.ee/
2015-03-07

【レソト】総選挙でモシシリ元首相が返り咲きへ

2月28日、南アフリカに四方を囲まれた内陸国レソトで総選挙(定数120、小選挙区比例代表並立制)が行われた。その結果、民主会議とレソト民主主義会議(社会主義インター加盟政党)が連立政権を樹立、民主会議のモシシリ元首相が首相に返り咲くことが確実となった。

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返り咲きが確実となったモシシリ元首相

民主会議はレソト民主主義会議から分岐した政党で、両党とも中道左派的なパンアフリカ主義の傾向を持つ。前回2012年の総選挙では民主会議が第1党となったものの連立から外れ、第2党となった全バソト集会(この党もレソト民主主義会議から分岐した政党)からタバネ首相が誕生しているが、今回は昨年のクーデター未遂などの政治危機もありモシシリ氏に政権が戻ることとなった。ただ全バソト会議も議席を急伸させている。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

民主会議 47(-1)
全バソト集会 46(+16)
レソト民主主義会議 12(-14)
バソト国民党 7(+2)
その他6党 計8

レソト民主主義会議 公式サイト(英語)
http://www.lcd.org.ls/
2015-02-24

【ドイツ】ハンブルク市議選で社民党が圧勝も過半数に及ばず

15日、ドイツ北部ハンブルク特別市(州と同格)で市議会議員選挙(定数121、5%阻止条項付き比例代表制…または中選挙区比例代表併用制とも評価できる)が行われた。その結果、社会民主党(SPD、社会主義インター加盟・進歩同盟中核政党)が圧倒的な第1党を維持したものの過半数をわずかに失い、新しい市(州)政権の枠組みは連立交渉にゆだねられることとなった。

今回の市議選ではバス路線と環境問題など交通、コンサートホール「エルプフィルハーモニー・ハンブルク」の建設費高騰、市債、オリンピック誘致、大麻の非犯罪化など多様な争点で争われたが、大きくはショルツ市長(州首相、元連邦労働社会保障相)の市政の評価を問う色彩が濃厚だった。

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ショルツ市長からの市議選勝利への謝意

この市議選の結果、ショルツ市長の続投は確実だと思われるが、連立相手としては緑の党(Grüne)が最も有力で実際に連立交渉に入っているものの、キリスト教民主同盟(CDU)との大連立の可能性もわずかに残る。新党「ドイツのための選択肢」(AfD)との提携は考慮されておらず、左翼党(Linke)との提携も旧東独部と違って政策に溝があるため考慮されていない。また選挙終盤に自由民主党(FDP)との提携もSPD側から断っている。

いずれにせよメルケル大連立政権にとっては特にメルケル首相自身とキリスト教民主同盟側にとして痛手となる結果となったことは確かで(キリスト教民主同盟のハンブルクでの得票率は戦後最低を記録した)、それ以外にも二大政党の議席減や左翼党の議席増、AfDの初進出など連邦レベルの大連立政権そのものへの異議申し立てがなされた結果といえなくもない。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

社会民主党(SPD) 58(-4)
キリスト教民主同盟(CDU) 20(-8)
緑の党(Grüne) 15(+1)
左翼党(LINKE) 11(+3)
自由民主党(FDP) 9(±0)
ドイツのための選択肢(AfD) 8(新党)

社会民主党ハンブルク 公式サイト(ドイツ語)
http://www.spd-hamburg.de/

#多忙のためレポートが遅れたことをお詫びします。
2015-02-12

【インド】デリー都議選で反汚職政党圧勝、国民会議派完敗

7日、インドの首都であるデリー都(首都デリーの訳には何種かありますが、このブログでは「デリー都」を採用します)で都議会議員選挙(定数70、単純小選挙区制)の投票が行われ、10日に開票が行われた。その結果、前回都議選で初参戦ながら躍進を遂げた反汚職政党・アームアードミ党(AAP、庶民党)がさらなる大飛躍を遂げ、70議席のうち67議席を獲得する圧勝となった。モディ連邦首相率いるインド人民党(BJP)は3議席にとどまり、国民会議派(社会主義インター・進歩同盟加盟政党)はゼロ議席に終わった。

アームアードミ党は反汚職社会活動家アンナ・ハザレ氏の運動の一部が政党化したもので、一昨年末の前回都議選で初参戦ながらいきなり第2党となり、国民会議派の閣外協力を得てケジリワル党首がデリー都首相に就任していた。しかし都独自の反汚職法案が通らないとみるや2ヶ月もたたずに都首相を辞任、国政転出を図ってケジリワル党首がヴァラナシ選挙区でBJPのモディ現連邦首相と直接対決するなどしていたが、昨年初夏(インドでは酷暑期)のBJPの総選挙での圧勝ののち、勢いを失ったとみられていた(デリー都の連邦下院小選挙区でも1議席も獲得できなかった)。しかし今回のインド政治の中枢・デリー都でのAAPの再度の圧勝によって息を吹き返すこととなった。

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デリー都の新都首相に再度就任するケジリワル・アームアードミ党党首

アームアードミ党にはイタリアの「五つ星運動」など反汚職政党に世界的に共通することだが大衆迎合的な政策が目立ち(その政策の基本はガンジーのスタイルに近く、いわば「汚職なき国民会議派」ともいえる)、モディBJP政権の経済改革に悪影響を与えるとして一時、経済指数にも影響が出た。しかし昨年初夏以来の州議選でのBJPの連戦連勝が首都であるデリー都で止まったことには、有権者のバランス感覚を反映していると一定の評価も出ている。実際、制度上もインドの上院は州議会(デリーの場合は都議会)による間接選挙であり、昨年初夏に下院で圧勝したBJPも上院では過半数を大きく割り込んでおり、州(都)議会選挙の結果は連邦政治にも直接影響するため、直近では保険分野での外資参入に対する影響が言われている。

なお惨敗した国民会議派だが、昨年末に社会主義インターに加わっている。とはいえ連邦下院で1割以下、今回の都議会議員選挙では全滅と、勢いを失ったままである。

国民会議派 公式サイト(英語ほか)
http://www.inc.in/
アームアードミ党 公式サイト(英語、ヒンディー語)
http://aamaadmiparty.org/
2015-02-12

【オーストラリア】クイーンズランド州議選で労働党復調

1月31日、オーストラリアのクイーンズランド州で州議会議員選挙(定数89、小選挙区移譲式)が行われた。票の数え直しを頻繁に行う移譲式制度のため接戦区での結果が決まらず開票に時間がかかったが、前回ひとケタ議席と惨敗したオーストラリア労働党(進歩同盟加盟政党)が保守・自由国民党を上回る44議席を獲得。無所属議員の閣外協力・支持も得て、政権奪還が濃厚となった。この結果、労働党から女性のパラスチュク新州首相が誕生する見通し。自由国民党のニューマン州首相は州公務員の大量解雇などをしながら自らは昇級するなど疑問符のつく政治姿勢が目立ち、州首相自身の議席も失う大敗となった。いっぽう労働党は第一選択票では自由国民党を下回ったが、移譲された第二選択以降の票で緑の党(議席獲得はならず)などから広く集票し、勝利につなげた。

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新州首相への就任が濃厚なパラスチュク州労働党党首

なおクイーンズランド州では連邦レベルで保守連合を組みながら別政党となっている自由党と国民党が、州レベルではひとつの政党となっている。また労働党は昨年12月に社会主義インターから脱退、国際組織を進歩同盟だけに絞っている。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

労働党 44(+35)
自由国民党 42(-31)
カッターのオーストラリア党 2(-1)#右派ポピュリスト
無所属 1

クイーンズランド州労働党 公式サイト(英語)
http://www.queenslandlabor.org/
プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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