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2007-03-16

【ロシア】地方選で親プーチンの2大政党構築か

11日に行われたロシアの14の州など連邦構成体の統一選挙で、事実上のプーチン与党「統一ロシア」(党首・グリズロフ下院議長)が13構成体で第1党となった。同党の得票率は45%に達すると報道されている。ただし近隣に民族紛争を抱える南部スタブロポリ州ではミロノフ上院議長の率いる新党「公正ロシア」が第1党となった。
「公正ロシア」は左派民族主義の「母国」とミロノフ氏の「生活党」、「年金党」が合併して結成され「社会主義」や「勤労者の権利擁護」「大資本の管理」など左派色を打ち出している。しかし実際は共産党の勢力をそぐ目的でプーチン政権の後押しによって結成されたとも報道されており、ミロノフ党首も大統領選挙に立候補しないとしている。なお同党はスタブロポリ州以外に5構成体で第2党となった。
またロシア共産党が全構成体で議席を獲得する善戦をしたほか、極右・自由民主党が第4党となった。9日には両党と「統一ロシア」が今後、共同歩調をとる旨の協定に調印しており、実質的に総与党化が進むこととなった。なお今年末に行われる下院総選挙でも、この4党のみが議会政党となることが有力視されている。
いっぽう民主派野党とされる中道リベラルのヤブロコ、親欧米保守主義の右派勢力同盟は登録上の不備を理由に多くの構成体で立候補を拒否され、民主化の後退を印象づける選挙となった。

公正ロシア(ロシア語)
http://www.spravedlivo.ru/

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ヤブロコや右派勢力同盟の立候補を妨げるようでは正直、あまり公正な選挙とはいえないでしょう。それに代わって擬似野党としての中道左派とみられる「公正ロシア」が誕生したということでしょうが、同党はその政策にもかかわらず「統一ロシア」以上の豊富な資金源を持っており、両党のあいだには激しい応酬やかなりの暴力沙汰までもあったとする報道もあります。また「統一ロシア」がプーチン支持以外は左右にあいまいな方針を掲げている(同党は社会主義インターにも接触していました)のに対して「公正ロシア」は明確な左派ビジョンを打ち出したのも特徴です…同党の民主社会主義勢力との接触はまだ明らかではありませんが。これがバランサーとしてのプーチン大統領が操る2頭立ての馬車なのか、それともエリート色が強くなりそうとはいえ将来、プーチン後の2大政党制に進む可能性があるのか、注視したいと思います。もちろん、親欧米派の選挙参加も担保したうえで、ですが…。
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西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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