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2015-05-13

【ドイツ】ブレーメン州議選で社民党が第1党維持も後退

10日、ドイツ北部ブレーメン特別市(都市州で州と同格)で市議会議員選挙(定数83、比例代表制)が行われ、ベールンゼン第一市長(州首相と同格)の率いる社会民主党(SPD、社会主義インター加盟・進歩同盟中核政党)が第1党を維持したものの得票・議席とも減らした。また、これまで連立を組んできた緑の党(Grüne)も大きく後退、前回選挙でキリスト教民主同盟(CDU)を上回って獲得し注目された第2党の座を失った。加えて貧困問題を政策テーマの中心に掲げた左翼党(Linke)が伸ばしたほか、中道右派リベラルで親ビジネスの自由民主党(FDP、前回全議席を失っていた)が得票を大きく回復させ市議会復帰を果たし、さらに反ユーロ・欧州懐疑主義で注目されてきた新勢力「ドイツのための選択肢」(AfD、最近は厳しい移民政策など保守傾向を強めつつある)が初の市議会入り。ブレーマーハーフェンを基盤とする右派ポピュリストの「怒りの市民」(BIW)も議席をかろうじて維持した。結果としては左右を問わず各野党が伸ばすこととなった。
SPD、緑の党の両与党で過半数は維持したものの両党とも大きく後退したことを踏まえ、連立を組みかえるという観測もある。

Portrait_Buergermeister_Boehrnsen.jpg
ベールンゼン第一市長(州首相と同格)

ブレーメン特別市はドイツで一般的な小選挙区併用型比例代表制ではなく、非拘束名簿式比例代表制を採用している。しかもブレーメン特別市を構成する2自治体、ブレーメン市とブレーマーハーフェン市で別個に5%阻止条項を適用したうえ、有権者(連邦レベルと異なり16歳以上)が5票を有しその5票を1政党・候補者に集中させても、各党各候補者に分散させてもよい自由な制度となっている(なおブレーマーハーフェンには独自の議会があるが、ブレーメン市議会はブレーメン特別市(州)議会が兼ねている。このあたりは日本で昨今話題になっている自治体制度改革、統治制度改革と比較すると興味深い)。

SPD_Bremen_20150508.jpg
バンドを動員した社会民主党の選挙運動

各党の獲得議席は次のとおり(カッコ内は前回比)。

社会民主党(SPD)30(-5)
キリスト教民主同盟(CDU)20(±0)
緑の党(Grüne)14(-7)
左翼党(Linke)8(+3)
自由民主党(FDP)6(+6)
ドイツのための選択肢(AfD)4(新党)
怒りの市民(BIW)1(-1)

社会民主党ブレーメン 公式サイト(ドイツ語)
http://www.spd-land-bremen.de/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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