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2015-02-12

【インド】デリー都議選で反汚職政党圧勝、国民会議派完敗

7日、インドの首都であるデリー都(首都デリーの訳には何種かありますが、このブログでは「デリー都」を採用します)で都議会議員選挙(定数70、単純小選挙区制)の投票が行われ、10日に開票が行われた。その結果、前回都議選で初参戦ながら躍進を遂げた反汚職政党・アームアードミ党(AAP、庶民党)がさらなる大飛躍を遂げ、70議席のうち67議席を獲得する圧勝となった。モディ連邦首相率いるインド人民党(BJP)は3議席にとどまり、国民会議派(社会主義インター・進歩同盟加盟政党)はゼロ議席に終わった。

アームアードミ党は反汚職社会活動家アンナ・ハザレ氏の運動の一部が政党化したもので、一昨年末の前回都議選で初参戦ながらいきなり第2党となり、国民会議派の閣外協力を得てケジリワル党首がデリー都首相に就任していた。しかし都独自の反汚職法案が通らないとみるや2ヶ月もたたずに都首相を辞任、国政転出を図ってケジリワル党首がヴァラナシ選挙区でBJPのモディ現連邦首相と直接対決するなどしていたが、昨年初夏(インドでは酷暑期)のBJPの総選挙での圧勝ののち、勢いを失ったとみられていた(デリー都の連邦下院小選挙区でも1議席も獲得できなかった)。しかし今回のインド政治の中枢・デリー都でのAAPの再度の圧勝によって息を吹き返すこととなった。

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デリー都の新都首相に再度就任するケジリワル・アームアードミ党党首

アームアードミ党にはイタリアの「五つ星運動」など反汚職政党に世界的に共通することだが大衆迎合的な政策が目立ち(その政策の基本はガンジーのスタイルに近く、いわば「汚職なき国民会議派」ともいえる)、モディBJP政権の経済改革に悪影響を与えるとして一時、経済指数にも影響が出た。しかし昨年初夏以来の州議選でのBJPの連戦連勝が首都であるデリー都で止まったことには、有権者のバランス感覚を反映していると一定の評価も出ている。実際、制度上もインドの上院は州議会(デリーの場合は都議会)による間接選挙であり、昨年初夏に下院で圧勝したBJPも上院では過半数を大きく割り込んでおり、州(都)議会選挙の結果は連邦政治にも直接影響するため、直近では保険分野での外資参入に対する影響が言われている。

なお惨敗した国民会議派だが、昨年末に社会主義インターに加わっている。とはいえ連邦下院で1割以下、今回の都議会議員選挙では全滅と、勢いを失ったままである。

国民会議派 公式サイト(英語ほか)
http://www.inc.in/
アームアードミ党 公式サイト(英語、ヒンディー語)
http://aamaadmiparty.org/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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