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2015-01-10

【スリランカ】大統領選でラジャパクサ大統領が敗北

8日、インド洋の島国で世界で唯一国号に「民主社会主義」を掲げるスリランカで大統領選挙が行われた。その結果、憲法を改正して大統領の任期制限を撤廃し長期政権をめざした現職のラジャパクサ大統領(民主社会主義政党・スリランカ自由党所属)が、野党統一候補として立候補したシリセナ前保健相に僅差で敗れ、政権の座を失うこととなった。

Mahinda_Rajapaksa_2006.jpg
ラジャパクサ大統領

今回の選挙はラジャパクサ大統領が任期の延長を狙って選挙を前倒しして行ったもの。しかしラジャパクサ大統領の側近だったシリセナ前保健相(スリランカ自由党書記長も務めていた)が昨年11月と選挙直前に造反、タミル系やイスラム系など、国内主要民族であるシンハリ系以外の各党の支援や、クマラトゥンガ前大統領や前回大統領選でラジャパクサ大統領と選挙戦を演じたフォンセカ前軍参謀長の支持も得て猛追を図った。ラジャパクサ大統領はタミル・イーラム解放のトラ(LTTE、タミル・タイガー)との内戦を勝利の内に終結させた実績や経済発展の功績を掲げたが、シリセナ前保健相はラジャパクサ大統領の独裁体質や縁故主義を批判、接戦に持ち込んだ。結果として、地域別ではラジャパクサ大統領が勝利した地域が多かったものの、シリセナ前保健相が首都コロンボおよびタミル人集住地域で大量得票したため、シリセナ前保健相が僅差でラジャパクサ大統領を破ることとなった。

Sirisena.jpg
シリセナ前保健相(新大統領)

今後、シリセナ新大統領は再選をめざさない考えを明らかにしているほか、ラジャパクサ大統領が進めてきた中国との関係強化についても、全方位的な外交方針へ見直す考えを示している。ただ内政の福祉政策面などについては直前まで与党の閣僚(保健相)だった経緯もあり、大きな見直しはないとみられる。

なおスリランカ自由党は明確な民主社会主義政党であるが、社会主義インターには加盟していない。

スリランカ自由党 公式サイト(シンハリ語・タミル語・英語)
http://www.slfp.lk/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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