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2014-12-03

【モルドヴァ】議会選で親欧米派勝利も手詰まり継続の見通し

11月30日、東欧の旧ソ連諸国のひとつモルドヴァで議会選挙(定数101、比例代表制)が行われた。結果は親欧米派の辛勝に終わったが、政党別では鮮明な親ロシア路線を前面に打ち出して共産党から事実上、分岐した社会党が第1党となり、政治的手詰まりが続く見通しとなっている。

親欧米派は中道左右3党の連合で、自由民主党、モルドヴァ民主党(社会主義インター・進歩同盟加盟政党)、自由党の提携となっている。いっぽう親ロシア派は共産党と社会党のほか「祖国」などの政党があったが、「祖国」は選挙戦終盤に「外国から資金を受け取っていた」として立候補を取り消され、その票が社会党に流入したとみられる。同国では共産党が過去に選挙で政権を獲得した際、外交安全保障政策においてプラグマティックな共産党(実態は中道右派との評価さえある)政権が欧米への接近を図ったことがあり、これらに批判的なグループが現在の社会党を形成した。世論調査では社会党は小政党にとどまる見通しだったが、終盤に急浮上した。

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選挙後、民主党の党章を背に記者会見に応じるルプ民主党党首(前暫定大統領)

モルドヴァでは議会の過半数で首相を選出できるが、最重要ポストである大統領は議会の5分の3にあたる61議席の支持を得なければ選出できない。このため過去10年、議会での幅広い合意が形成しえずに大統領を選出できず、暫定大統領となったことがたびたびあった。今回の選挙結果でも過半数を獲得した親欧米派3党は5分の3に達せず、強硬な親ロシア路線を採る社会党の躍進とともに、同国の政治的行き詰まり状況が続くことが懸念される。

詳しい議会選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。
モルドヴァ共和国社会党 25(前回は共産党名簿に参加)
モルドヴァ自由民主党 23(-9)
モルドヴァ共和国共産党 21(-21)
モルドヴァ民主党 19(+4)
自由党 13(+1)

モルドヴァ民主党 公式サイト(ルーマニア語。英語版、ロシア語版あり)
http://www.pdm.md/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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