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2014-10-27

【ボスニア・ヘルツェゴヴィナ】総選挙で民族派が躍進、社民派後退

12日、旧ユーゴで悲惨な内戦の傷がいまだ残るボスニア・ヘルツェゴヴィナで幹部会(集団大統領、各民族より1名・計3名)選挙および下院総選挙(42議席、構成体別比例代表制)、同国を構成するボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦(ムスリム人(ボシュニャク人)・クロアチア人主体)およびスルプスカ共和国(セルビア人主体)の総選挙が行われた。選挙前から同国内で続いていた暴動・混乱が完全には収束しないまま選挙に突入したため、いまだ最終結果は出ていないが、各民族の民族派が伸張し、社民派が後退する結果となった。

Tuzla_riots.jpg
ツズラ(ボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦)で焼き討ちにあった政府ビル

これまでボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦では多民族政党で社民派のボスニア・ヘルツェゴヴィナ社会民主党(社会主義インター加盟政党、旧共産主義者同盟も合流している)とムスリム人(ボシュニャク人)を代表する中道右派・イスラム民主主義の民主行動党、クロアチア人を代表するクロアチア民主同盟ボスニア・ヘルツェゴヴィナが三つ巴の状況だったが、今回選挙を前異にして社会民主党から新党「民主戦線」が分裂、社民派が勢力を失い、民主行動党のバキル・イゼトベゴヴィチ幹部会員(再選、アリヤ・イゼトベゴヴィチ初代大統領の長男)およびクロアチア民主同盟(隣国クロアチアの政党の友党)のチョヴィチの保守両候補が幹部会選挙での当選をほぼ確実にしている。
いっぽうスルプルカ共和国では幹部会選挙は中道右派民族主義のセルビア民主進歩党およびセルビア民主党(戦犯容疑の強い政党)のイワニッチ候補と中道左派民族主義で独立社会民主同盟(民族主義的傾向の強さから社会主義インターから関係を断たれた)および社会党が推すスヴィヤノヴィチ・スルプスカ共和国首相が大接戦を演じており、いまだ確定していない。
下院選挙およびボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦、スルプスカ共和国の両議会選挙でも同様の結果となっており、各民族派の進出が目立っている。雇用不安などから発生した暴動によって再発した民族間の不和がこうした形であらわれたとみられる。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ社会民主党(セルボ・クロアチア語)
http://www.sdp.ba/
民主戦線 公式サイト(セルボ・クロアチア語)
http://www.demokratskafronta.ba/
独立社会民主同盟 公式サイト(セルビア語)
http://www.snsd.org/
(スルプルカ共和国)社会党 公式サイト(セルビア語)
http://www.socijalisti.ba/
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西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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