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2014-10-20

【インド】2州議選で国民会議派が大敗

15日、インド西部マハラシュトラ州(州都ムンバイ…旧称ボンベイ)、北部でデリー都を三方から囲むハリヤナ州の両州で州議会議員選挙が行われ、19日にいっせいに開票された。その結果、5月の下院総選挙で勝利したインド人民党(BJP)が勢いを維持して勝利、両州で与党だった国民会議派(INC、進歩同盟加盟政党)は両州政権の座から滑り落ちることが確実となった。なおインドでは州レベルでも州議会に責任を負う議院内閣制を採用しており、州首相が重要ポストとなっている。

人口1億を上回るインド第2の大州、マハラシュトラ州議会議員選挙(定数288、小選挙区制)ではこれまで連立与党として連携を組んできた国民会議派と、同党から15年前に分派した国民主義会議党(NCP)が今回は州首相ポストをめぐって選挙協力を組まず、それぞれ独自に選挙戦に臨んだ。いっぽうインド人民党も、これまで提携を組んできたシヴ・セナ(SS、「シヴァージー軍団」の意。ヒンズー至上主義極右とされる)と提携を組まず、それぞれ独自に選挙戦に臨み、各小選挙区で乱戦が展開された。しかし結果はインド人民党が第1党、シヴ・セナが第2党となり、国民会議派と国民主義会議党はそれぞれ第3・4党に沈み、政権を失うことが確実となった。シヴ・セナから創設者一族の一部が分岐したヒンズー至上主義最強硬派のマハラシュトラ・ナヴニルマン・セナ(MNS、マハラシュトラ新生軍団の意)は事前予測に反して大きく減らし伸び悩んだ。ただインド人民党の州首相候補はいまだ明らかになっておらず、マスコミは同党の州内有力政治家をめぐって憶測をとばしている状態である。

ハリヤナ州議会議員選挙(定数90、小選挙区制)では、前回選挙で州内で数議席を獲得したに過ぎなかったインド人民党が先の連邦下院総選挙の勢いを受けて一挙に過半数の議席を獲得する劇的な結果となり、選挙協力を結んだシーク教政党アカリ・ダルとの連立政権樹立が確実となった。州与党・国民会議派は地域政党のインド国民ロク・ダル(INLD)にも抜かれる大敗を喫し、フーダ州首相の退陣は確実となった。またインド人民党と一時期提携したものの下院総選挙後に決裂したハリヤナ公益会議派(HJC、国民会議派から分岐した政党)も不振に終わった。デリー都議会選挙で躍進し注目された反汚職政党アームアードミ党(庶民党)は今回候補者を立てず「どの候補者にも反対」への投票を呼びかけたが大きな効果を挙げなかった。ただ、ここでもインド人民党の州首相候補はいまだ明らかでなく、数名の候補者が挙がる状態となっている。

220px-Bhupinder_Singh_Hooda_in_WEF,_2010
政権を去ることが確実となったフーダ・ハリヤナ州首相(国民会議派)

両州の選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

【マハラシュトラ州議会】#定数288
インド人民党 122(+76)
シヴ・セナ 63(+18)
国民会議派 42(-40)
国民主義会議党 41(-21)
大衆発展戦線 3(+1)
農民労働者党 3(-1)
全インド統一ムスリム評議会 2(+2)
インド共和党大衆大会派 1(±0)#ビームラーオ・アンベードカルの孫が率いる政党
インド共産党マルクス主義派 1(±0)
マハラシュトラ・ナヴニルマン・セナ 1(-12)
国民社会パクシャ 1(+1)#インド人民党と選挙協力
社会党 1(-2)
無所属 7

【ハリヤナ州議会】#定数90
インド人民党 47(+43)
インド国民ロク・ダル 19(-12)
国民会議派 15(-25)
ハリヤナ公益会議派 2(-4)
大衆社会党 1(±0)
アカリ・ダル 1(±0)
無所属 5

インド国民会議派 公式サイト(主に英語。ヒンディー語版、ウルドゥー語版あり)
http://inc.in/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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