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2014-04-08

【カナダ】ケベック州議選でケベック党政権喪失

7日、カナダのフランス語圏であるケベック州で州議会の解散にともなう州議会議員選挙(定数125、小選挙区制)が行われ、少数与党だった独立派で社会民主主義のケベック党(PQ)が大幅後退、マロワ州首相も落選して自らの議席を守れず、いっぽう連邦維持派で中道のケベック自由党(PLQ)が議席を伸ばして州議会の過半数を占める結果となった。

前回、2年前の選挙ではPQが第1党になったものの過半数には及ばず、女性のマロワ党首が少数政権を組閣していた。しかし少数政権ゆえ議会運営に苦労し続け、PLQの部分退席によって予算を通過させたり不信任案を回避するなど綱渡りの政局を強いられていた。だがそれも限界に達し、副総督(州の総督)に州議会の解散を上奏し議員選挙となったものの、PQが擁立した実業家でカリスマ性のあるぺラドー氏がケベック独立に言及、ケベック独立の住民投票を巧みに避けてきたマロワ州首相の思惑が外れ、改めてケベック独立が選挙の焦点となる結果になってしまった。さらにぺラドー氏が実業家として労働組合に敵対的であったことも左翼独立派のケベック連帯(QS)に突かれることとなり(PQは社会民主主義ではあるものの、労組との関係はかなり薄い)、経済にも強いPQという姿勢を打ち出そうとしたマロワ州首相の意図はここでも外れてしまった。選挙結果を受けてマロワ州首相はPQ党首の辞任も表明した。ほかにルゴー党首率いる中道右派・連邦維持派のケベック未来連合(CAQ)も得票・議席の双方でPQに迫る躍進をみせた。調査結果によれば、今回はフランス語話者(フランコフォン)の有権者のあいだにさえもPQ離れがみられた。

今回の選挙の結果、PLQのクイヤール党首が州首相となる。なおPLQは連邦レベルの自由党とは1955年以来別組織で、連邦の自由党だけでなく保守党(旧・進歩保守党)などとも関係がある。同様にQSも元々は連邦レベルの社会民主主義政党である新民主党(NDP)の支部組織が自立して発展したものだが、現在は反資本主義・反グローバリゼーションを前面に出すなどかなり左傾化しており、今後は前回連邦総選挙でのケベック州でのNDPの躍進などを受けてNDPが改めてケベック州政界に乗り出すという観測もある。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

ケベック自由党 70(+20)
ケベック党 30(-24)
ケベック未来連合 22(+3)
ケベック連帯 3(+1)

ケベック党 公式サイト(フランス語)
http://www.pq.org/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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