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2014-03-31

【フランス】統一地方選で社会党後退もパリで勝利

30日、フランスで約36600の自治体の議員を選ぶ統一自治体選挙(自治体の規模によって異なるが、都市部では比例代表二回投票制が基本)の決選投票が行われ、オランド大統領率いる国政与党・社会党(PS、社会主義インター加盟政党)の退潮が明瞭になった。

注目の首都パリの選挙では、第1回投票で劣勢だったPS・共産党(PCF)系の政党連合が同投票で敗れた他の左派の票を集めて逆転し、パリ市議会の過半数を確保した。この結果、PS出身で同性愛者としても知られたドラノエ市長の後継者である女性のヒダルゴ新市長(PS)が市議会の選出を経て誕生、パリ初の女性市長となる。ヒダルゴ新市長はこれまでドラノエ市長の助役(副市長)として市政を支えてきた行政手腕を評価された。右派(保守)の民衆運動連合(UMP)は知名度の高いコシュースコ=モリゼ元環境住宅相(これも女性)を市長候補に中道政党の民主運動(MoDem)を連合内に引き込んで勢力の拡大を図ったが及ばなかった。だがパリ市傘下の20区のうち、第9区をUMPに奪われることとなり、20区のうち左派(緑の党(EELV)を含む)が11区、右派が9区を占めることとなった(特にPS系が勝利した第4区は55票差の僅差だった)。これでもかつてパリが右派の金城湯池だったことを考えれば、左派にとってはほぼ現状維持は大きな成果といえる。

しかし人口10万人以上の41市に限ってみても、右派は左派から9市を奪ったのに対し、左派が右派から奪った市は皆無だった。この結果、右派市政の22市に対し左派市政は19市に留まった。また極右・国民戦線(FN)が各地で候補を擁立し、少なくとも15以上の自治体議会を制し首長を獲得したほか、多くの自治体に1200名以上の議員を送り込んだとする報道もある。特に地中海岸の大都市マルセイユで市議会に議席を送り込んだことが大きく報じられた。ただFNの躍進は予想より小幅だったとする観測もある。

なお閣僚と地方議員(および首長)の兼任が認められているフランスでは、ファビウス外相(元首相)をはじめ閣僚17名が自治体選挙に立候補したが、特にEELVの閣僚を中心に苦戦を強いられたケースもあった。いずれにせよ全体としてオランド政権に逆風が吹く結果だったことは否めない。

社会党 公式サイト(フランス語)
http://www.parti-socialiste.fr/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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