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2006-10-09

【ボスニア・ヘルツェゴヴィナ】総選挙で民主社会主義政党が前進

1日に投票が行なわれたボスニア・ヘルツェゴヴィナ(以下BiH)総選挙で民主社会主義派の勢力が伸び、ボスニア内戦を担った各勢力のナショナリズム派が後退した。
同国の政治制度は90年代の民族紛争の後遺症で複雑だが、ボスニア系(ムスリム人)、セルビア系、クロアチア系の各民族から1名を選出し8ヶ月ごとに大統領を担う「幹部会」(大統領会とも。一種の集団大統領)が民族ごとの直接公選で選ばれる。今回選挙ではセルビア系からは独立社会民主主義同盟(SNSD)のラドマノビッチ候補がセルビア系民主党(SDS、内戦のいっぽうの主役)候補を破って当選。またクロアチア系からはBiH社会民主党(SDP-BiH)のコムシッチ候補がクロアチア民主同盟(HDZ)候補を破って当選した。加えてボスニア系からもリベラル政党ボスニア・ヘルツェゴヴィナ党(SBiH)のシラジッチ元BiH首相が民族主義政党・民主行動党(SDA)候補を破って当選。3名の幹部会員がいずれも多民族主義政党によって占められることとなった。

独立社会民主主義同盟は隣国セルビアの故ミロシェビッチ大統領の影響下にあり民族主義色が強かった「セルビア系共和国社会党」から離脱したグループによる社会民主主義政党で、社会主義インターに諮問政党として加盟している。またSDP-BiHは旧ユーゴ共産主義者同盟のBiH共和国内組織を源流とし多民族共存を掲げる政党で、社会主義インターの正式メンバー。

同国総選挙ではこの幹部会選挙のほか下院選挙(上院は間接選挙)、ボスニア系とクロアチア系による「ボスニア連合」正副大統領と上下両院、セルビア系共和国の正副大統領と一院制議会が公選される。いっぽう行政権はBiH、ボスニア連合、セルビア系共和国とも首相を置く議院内閣制が採用されており、結果的に目立たないが「ボスニア連合」とセルビア系共和国の各首相が内政を中心に大きな実権を有している。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ社会民主党(SDP-BiH、#注)
http://www.sdp-bih.org.ba/start.asp
#ボスニア語かクロアチア語か分かりません。
独立社会民主主義同盟(SNSD、多言語)
http://www.snsd.org/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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