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2013-10-28

【チェコ】総選挙で社民党第1党も連立は不透明に

25・26の両日、中欧チェコで下院の総選挙(定数200、5%阻止条項付き比例代表制)が行われた。その結果、チェコ社会民主党(社会主義インター加盟政党)が第1党となったものの議席を減らし、中道右派リベラル新党・不満の市民行動2011(ANO2011)が議席を急伸するなど、小党分立色強まる下院となった。側近の汚職疑惑などで6月にネチャス首相が退任した中道保守の雄・市民民主党は惨敗し、大統領選挙で善戦したシュワルツェンベルク前外相の伝統・責任・繁栄09(TOP09)も議席を急減させた(なお現在のルスノク首相は暫定首相、選挙管理内閣の位置づけ)。

ソボトカ党首(元財務相)率いる社民党は、一定以上の議席を確保した上、共産党の閣外協力により左派連立政権の樹立を狙っていた。しかし共産党は伸ばしたものの2党で過半数を確保できず、左派連立の樹立は困難になった。さらに新党では日系実業家のオカムラ氏が率いるポピュリスト的な「直接民主主義の暁」も初議席を獲得、下院復帰が困難視されていたキリスト教民主主義の人民党も議席を回復させ、計7党が下院に議席を有することとなった。

今後の連立だが、社民党が主導権を握るのは間違いないものの、旧与党2党とは連立しないとしており、すると浮上するANO2011との合計でも過半数に足りず、人民党の参加が必須となる。この場合、ANO2011は財務相ポストを求める姿勢。その他の政党には過激な政党もあり連立政権の形成は困難で、他には社民党・共産党・人民党による左右の福祉派連立の可能性などもあるが、考えにくい(人民党は旧共産政権時代のキリスト教系翼賛政党をルーツに持つ)。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)

チェコ社会民主党 50(-4)
不満の市民行動2011 47(新党)
ボヘミア・モラヴィア共産党 33(+7)
伝統・責任・繁栄09 26(-15)
市民民主党 16(-37)
直接民主主義の暁 14(新党)
チェコスロバキア人民党 14(+14)

チェコ社会民主党 公式サイト(チェコ語)
http://www.cssd.cz/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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