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2013-06-27

【アルバニア】総選挙で社会党系が与党民主党系を破り政権交代

23日、東欧の小国アルバニアで議会総選挙(定数140、3%阻止条項付き比例代表制)が行われた。かつて民主化後に大統領となったものの権威主義傾向を強め、97年にねずみ講破綻による暴動で政権を追われた後に導入された議院内閣制において首相として政権復帰したベリシャ首相の民主党を軸とする中道右派の25党連合「雇用・繁栄・統合のための同盟」と社会党(社会主義インター加盟政党、旧労働党(共産党)が改編)のラマ首都チラナ前市長を先頭に中道左派から左右両派までの37党が幅広く結集した「欧州アルバニアのための同盟」の、事実上の二大政党連合の対決となった。

選挙は直後から双方が勝利を主張し、発砲事件で候補者も含めて死傷者が出るなど緊迫した状況となったが、26日になって選挙管理委員会は野党「欧州アルバニアのための同盟」が84議席を獲得、56議席にとどまった与党「雇用・繁栄・統合のための同盟」に大差をつけて勝利したことを発表した。ほかに両派から分かれた数派が選挙に加わったが3%に及ばず、議席を獲得できなかった。これにより政権交代とラマ新首相の誕生が確実となった。社会党は8年ぶりの政権復帰となる。

前回、2009年の総選挙もベリシャ首相とラマ市長(当時)の対決となったが、どちらも過半数を取れず、ベリシャ首相が社会党分派でメタ元首相が率いる「社会統合運動」を切り崩して連立を維持した経緯がある。しかし今回は「社会統合運動」も「欧州アルバニアのための同盟」に参加した。これらを見る限り、ベリシャ首相は自党・民主党を完全に掌握しているが、社会党は党内有力者のあいだで激しい勢力争いがなされていると推測され、社会党政権の不安要因となっている。事実、ねずみ講破綻による暴動で政権を奪取した社会党は97年から2005年にベリシャ首相に政権を再奪取されるまで、都合6名(うちナノ氏とマイコ氏は2度就任)の首相を出している。

暴力沙汰は発生したものの、選挙管理そのものは改善されたと評価されており、今後「欧州の最貧国」で、しかも世俗的ながらイスラム教徒が多数派のアルバニアがEU加盟に向けた動きを見せられるかがカギとなる。

アルバニア社会党 公式サイト(アルバニア語)
http://www.ps.al/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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