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2006-09-19

【スウェーデン】社民党が敗退、中道保守政権へ

昨日のスウェーデン国会総選挙の結果、同国で「ブルジョア・ブロック」と呼ばれる中道保守4党は合計で僅差ながら過半数を獲得。社会民主労働党(社民党、SAP)のペーション首相は敗北を認め、政権交代が確実となった。新首相には中道保守4党の最大政党である穏健統一党(保守党)のラインフェルト党首が就任する。中道保守4党にはキリスト教的な観点からの福祉政策を重視するキリスト教民主党が加わっていることもあって「福祉路線の行き過ぎ」を批判はしたもののネオリベラル経済路線への転換のような根本的変革は求めておらず、世界的に有名な北欧型福祉国家には大きな変化はない見通し(中道保守4党でも政治経済の両面で「リベラル」の国民党は内紛もあり、大幅に後退した)。ただ若手であるラインフェルト党首のイメージのように、起業家や若年層失業者の問題などで労組・被雇用者が中心となってきた福祉国家のあり方が微修正されていく可能性はある。

選挙結果は以下のとおり。カッコ内は得票率と前回議席からの増減。
【社会主義ブロック】
社会民主労働党 130(35.2%、-14)
左翼党 22(5.8%、-8)
環境党・緑 19(5.2%、+2)
合計 171(49.0%、-20)
【ブルジョア・ブロック】
穏健統一党 97(26.1%、+42)
中央党 29(7.9%、+7)
国民党・自由 28(7.5%、-20)
キリスト教民主党 24(6.6%、-9)
合計 178(51.0%、+20)

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穏健統一党が社民党だけでなく自陣営の他党からも票を奪った、同党ひとり勝ちともいうべき結果です。首都ストックホルムでは穏健統一党が第1党に躍り出たそうで、ある意味「若年層が右派、高齢者は左派」というスウェーデンらしい結果だと思います。穏健統一党は国際的に保守政党の中では中道寄りと評価されているようですが、福祉重視の路線は大きく変わらないとしても人権政策、家庭・女性政策などの点で、どういう変化が生じるのかにも注目していきたいと思います。いずれにせよモデル視されることの多かったスウェーデン社会も変革を迫られているのでしょう。
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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