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2013-04-15

【ベネズエラ】大統領選でチャベス後継候補が僅差で勝利

14日、南米ベネズエラでチャベス大統領の死去にともなう大統領選挙が行われた。その結果、故チャベス氏から後継指名を受けていたマドゥロ副大統領(暫定大統領)と野党統一候補、カプリレス・ミランダ州知事のあいだで激戦となったが、マドゥロ暫定大統領が50%をわずかに超える僅差で勝利する結果となった。

バス運転手から労働組合活動家を通じて政界入りし「チャベス氏の弟子」となったマドゥロ暫定大統領(ベネズエラ統一社会党を中心とする与党連合「大愛国軸」)は大統領選を故チャベス前大統領の弔い合戦と位置づけて選挙戦でも「チャベス」を連呼、国営テレビでも亡きチャベス氏が天国でチェ・ゲバラやシモン・ボリバルら中南米を代表する革命家たちとの邂逅を果たすアニメを流すなど、全面的にチャベス氏を前に押し出す選挙戦を行った。またチャベス氏の政策「21世紀の社会主義」を引き継ぎ、豊富な石油収入を引き続き貧困層対策につぎこむことも公約していた。いっぽうカプリレス州知事(野党連合「民主統一円卓会議」)は旧二大政党のコペイ(キリスト教社会党、中道右派だが90年代にはチャベス氏就任前にカルデラ大統領の下で分派「国民結集」を組んで左派路線を採ったこともある)、民主行動党(社会主義インター加盟政党)の中道左右両党に加え、インター加盟政党のポデモス(社会民主主義のために)、新時代、社会主義への運動の各党(ベネズエラからは合計4党がインターに加盟していることになる)、中道右派のベネズエラ計画、カプリレス知事自身の所属する正義第一、さらに左翼の急進大義党、旧アルバニア派反修正主義だった極左共産主義色のある赤旗党など幅広い反チャベス勢力を結集した。このためカプリレス州知事を「ブラジル型の穏健な中道左派民主社会主義を目指す」と位置づける報道もあったが、他にインフレ抑制やバラマキ的福祉の見直し、対米関係の修復なども掲げていた。カプリレス知事は前回ミランダ州知事選でチャベス側近の候補を退けるなど、知事としての政策手腕にも定評がある。ただし全国各州ベースでみた場合は、マドゥロ暫定大統領が過半を占めた州が多かった。

マドゥロ暫定大統領とカプリレス州知事の票差は2%未満の僅差となっており、現職およびその後継候補が圧勝するのが通例となっている中南米では異例の事態となった。マドゥロ氏は19日に大統領就任式を挙行する構えだが、カプリレス州知事は投開票に問題点があったとして票の再集計を要求しており、さらにチャベス派のカベージョ国会議長が選挙結果に失望したとのコメントを出すなど、ベネズエラの有権者と世論を完全に二分し分裂させた選挙結果が今後のベネズエラの政局運営に暗い影を落とす可能性もある。

なお有権者の関心そのものは高く、投票率は80%近くに及んだ。

ベネズエラ統一社会党(スペイン語)
http://www.psuv.org.ve/
民主行動党(スペイン語)
http://www.acciondemocratica.org.ve/
新時代(スペイン語)
http://partidounnuevotiempo.org/inicio/
ポデモス(社会民主主義のために、スペイン語)
http://informe21.com/partido-podemos/
社会主義への運動(スペイン語)
http://www.masvenezuela.com.ve/
急進大義党(スペイン語)
http://lacausarbolivar.com//
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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