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2013-04-12

【モンテネグロ】大統領選で社会主義民主党現職「勝利」も混乱

7日、旧ユーゴスラビアでも最小の国モンテネグロで大統領選挙が行われた。事前の予想では社会主義民主党(DPS、社会主義インター加盟政党)の現職、ブヤノビッチ大統領の圧勝が予想されていたが、民主戦線や社会人民党などの野党が推す統一候補で元外交官のレキッチ候補とのあいだで事前予測を覆す大接戦となり、双方が「勝利」を宣言する事態となった。

選挙管理委員会はブヤノビッチ大統領が51%強、レキッチ候補が49%弱を獲得したとして、僅差ながらブヤノビッチ大統領の勝利を認定。しかしレキッチ陣営は自派が50%強、ブヤノビッチ大統領が50%弱であると主張し、ブヤノビッチ大統領の勝利宣言を「クーデター」と非難している。なお選管の発表でも白票・無効票の合計は両陣営の得票差を上回っており、大接戦だったことを示している。またモンテネグロでは大統領の三選は禁止されており、ブヤノビッチ大統領は3回目の当選であるため議論を呼んだが、これについては憲法裁判所が「1期目は当時まだ存在した国家連合セルビア・モンテネグロの構成体としての大統領であり、独立国の大統領だったわけではないため、計算外」とする判断を出したため、一応の解決を見ている。

また議院内閣制を採るモンテネグロではそもそも大統領は名誉職的・儀礼的な役職であり、社会主義民主党の党首を兼ねるジュカノビッチ首相(元大統領)が事実上の最高権力者である。昨年10月の議会選挙の後、ジュガノビッチ首相が今回の大統領選に再出馬するという観測もあったが、結局は首相ポストを選ぶ形となった。ジュガノビッチ政権は議会に安定した与党連合を築いており、さらに人口100万に満たないモンテネグロでは政治において政治家個々人のパーソナリティの要素が強いため、この大統領選の混乱が直ちに政変に結びつく可能性は低いとみられる。

社会主義民主党 公式サイト(モンテネグロ語)
http://www.dps.me/

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選挙結果について揉めているようなので、どのタイミングで書くか考えていたのですが、あまり先延ばしにもできないと思って記事にしました。でも今後はレキッチ陣営による票の再集計要求を経て、さらに法廷闘争に持ち込まれる可能性も大です。再選挙になる可能性も否定できません。どうなるでしょうか。
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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