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2006-09-18

【ブラジル】ルーラ大統領、来月の再選が濃厚

10月に行われるブラジル大統領選挙に向け現職・ルーラ大統領は対立候補を引き離し、決選投票を待たずに第1回投票での再選が濃厚な情勢となっている。
ルーラ大統領率いる労働者党(PT)は80年代、ブラジルが軍事政権から民政に移行したのち、ルーラ大統領自身の出身母体である労働組合運動のほか、先住民の運動や環境保護運動、女性・人権運動などのいわゆる「新しい社会運動」が大きく加わり、共産系旧左翼諸派の一部も解党して参加した左翼政党としてスタートした。党としては共産党的な前衛主義的組織論はもちろん、マルクス主義も党是としては採用しておらず、いわば民主社会主義と緑の党を折衷し解党した元左翼諸派が加わったような性格の、新しいタイプの幅広い社会主義政党といってよい。その後はルーラ氏がたびたび大統領選挙に立候補するなか党勢を伸ばし、社会経済面でブラジル南部ポルトアレグレ市での世界社会フォーラム開催など国際的な反グローバリゼーション運動に大きく貢献し存在感を示すなか、4年前には4度目の挑戦でルーラ氏を大統領に当選させるにいたった。
ルーラ政権はメルスコル(南米南部共同市場)を創設するなどラテンアメリカ内の経済提携を進めながら金融財政問題も軽視せず、また一部保守系も含めた上下両院の他党とも協調しながら大方の予想に反して堅実な経済運営と社会政策の両立を図り、反米の外交面を強調するベネズエラのチャベス大統領に対して内政や社会経済面を重視するラテンアメリカ左派政権のいっぽうの雄となっている。今回の大統領選挙でも対立候補のアルクミン・前サンパウロ州知事や(ブラジル社会民主党。同党は公式には「社会民主主義」を標榜するが、実際は産業界やネオリベラル経済政策に近い中道保守政党とされる)や労働者党の離党者など他の候補は大きく引き離されているようだ。
ルーラ大統領の労働者党は社会主義インターに加盟していないが(ブラジルからは民主労働党が加盟している)、インターの会議にはたびたび大規模な代表団を参加させるなど緊密な関係を築いている。再選後は上下両院での連立与党形成が注目される。
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西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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