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2012-09-09

【アンゴラ】総選挙で与党MPLAが大勝

8月31日、アフリカ南西部のアンゴラで議会選挙(定数220、比例代表制)が行われた。開票結果が確定するまでに約1週間を要したが、中間集計時点でも優勢だったドスサントス大統領が率いる与党・アンゴラ解放人民運動=労働党(MPLA-PT)が前回より後退させたものの、7割以上の得票で圧勝を飾った。この結果を受けて同大統領が新しい議会で再選されることが確実となった。
アンゴラは1975年にポルトガルから独立したものの、直後から東西冷戦の代理戦争としての内戦に突入。独立派左派のゲリラ組織だったMPLAは親ソ政権を握る共産主義政党としてキューバ軍の支援を受け、アパルトヘイト体制下の南アフリカ白人政権や西側諸国などが支援する右派ゲリラのアンゴラ全面独立民族同盟(UNITA)との長期戦となった。しかし冷戦終結後に複数政党制を導入した1992年の大統領選挙でUNITAが敗れて以来その勢力は衰退し、ダイヤモンド鉱山を資金源にゲリラ闘争を続けたものの、2002年に反政府強硬路線を率いてきたサヴィンビUNITA議長が戦死してから和平ムードとなり内戦は終結、その後ドスサントスMPLA政権は国土の再建に乗り出している。なおMPLAは冷戦終結後にマルクス・レーニン主義を放棄し、1996年に社会主義インターナショナルに加盟した。
79年にネト初代大統領から引き継いで以来の33年にわたるドスサントス大統領の長期政権には批判も根強いが、UNITAやアンゴラ民族解放戦線(FNLA、ザイールや西側諸国、中国とつながりがあった)が衰退し万年野党化するに従って一党優位政党制化しており、一部の州では9割を得票するなど、MPLA政権は当面揺るがないとみられる。ただUNITAおよびその分派は首都ルアンダおよび石油産地の飛び地カビンダでは合計して約4割を得票し、UNITAが議席を倍増する原動力となった。また社会刷新党は後退したものの、ダイヤモンドを産出する南北ルンダ両州で比較的高い得票となった。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

アンゴラ解放人民運動=労働党 175(-16)
アンゴラ全面独立民族同盟 32(+16)
アンゴラ救済のための広範な統合 8(新党、UNITA分派)
社会刷新党 3(-5)
アンゴラ民族解放戦線 2(-1)

アンゴラ解放人民運動=労働党 公式サイト(ポルトガル語)
http://www.mpla2012.ao/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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