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2006-08-05

【ウクライナ】ヤヌコビッチ氏が首相返り咲き、オレンジ路線挫折

3月26日の総選挙後に首相人事で合意できずにいたウクライナ最高会議(国会)は4日夜、親欧米派のユーシェンコ大統領の指名により親ロシア派のヤヌコビッチ元首相を新首相に承認した。新憲法の規定に基づきユーシェンコ大統領は外相と国防相を留任させ、その他の閣僚をヤヌコビッチ新首相が指名して、ヤヌコビッチ内閣が正式に発足した。
ヤヌコビッチ新首相はクチマ前大統領の後継者としてユーシェンコ大統領と一昨年の大統領選挙を争った「オレンジ革命」のいっぽうの主役。新憲法で大統領権限が外交・国防分野などに制約されたことにより、親ロシア派政権がロシア語公用語化の要求など内政面を中心に実質上、復活することとなった。
3月の総選挙後に一時、ユーシェンコ大統領派と急進的なティモシェンコ元首相派、社会党の「オレンジ革命」3党が連立で合意したが、モロズ党首の最高会議議長ポスト就任を求める社会党が離脱しヤヌコビッチ氏の「地域党」陣営に寝返ったことで形成逆転。ヤヌコビッチ新首相の主導で新連立が形成されることとなった。ユーシェンコ大統領は親ロシア政権の復活を警戒し最高会議の解散・再選挙の可能性もにらんでいたが、最終的にはヤヌコビッチ首相の復帰を容認することになった。
新政権は最大会派であるヤヌコビッチ新首相の「地域党」を軸に第3会派のユーシェンコ大統領派、第4会派の社会党、それに第5会派・共産党を加え親欧米・親ロシアの対立を超えた4派による大連立となった。いっぽうオレンジ派のなかの急進派で第2会派のティモシェンコ元首相派は今回の逆転連立劇を厳しく批判、野党に回ることとなった。
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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