--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012-06-18

【ギリシャ】再度の総選挙で親EU・緊縮財政派が勝利

17日、ギリシャで5月に行われた総選挙でどの政党も連立政権の組閣に失敗したことを受けた総選挙(定数300、第1党ボーナスおよび3%阻止条項つき比例代表制)が行われた。その結果、欧州連合(EU)が求める緊縮財政策を受け入れる立場の新民主主義党(ND、中道右派)および全ギリシャ社会主義運動(PASOK、社会主義インター加盟政党)が合計で過半数を確保し、緊縮財政策を容認するNDのサマラス党首を首相とする政権が樹立される見通しとなった。

選挙戦ではEUとの緊縮財政策の再交渉を主張する急進左翼連合(SYRIZA)が前回選挙に引き続いて勢いを維持し、NDとのあいだで両党が5月の選挙から10%以上支持を伸ばすデッドヒートを展開したが、最終的にNDから分かれた中道派新党・民主同盟(DISY)との再統合を果たすなど支持を広げたNDが逃げ切った。ギリシャ有権者には生活を直撃しかねない緊縮財政策をめぐって厳しい選択が迫られたが、政治混乱がユーロ離脱などのさらなる経済社会混乱に結びつくことを恐れる声がわずかながら上回ったものとみられる。ただしNDの第1党は50議席のボーナス議席による部分が大きく、得票ベースではND、PASOK両党の合計得票は約42%にとどまっており、またNDとSYRIZAの票差は3%未満となっている。PASOKは欧州統合推進派・国際派の社会主義者の支援によって得票を微減にとどめた。これを受け、PASOKはSYRIZAおよび穏健左派の民主左翼(DIMAR)も加えた大連立的な新政権の樹立を主張している。このため最終的にはサマラス政権の成立は確実と思われるものの、政権樹立までには曲折が生じる可能性もある。

なお選挙ではユーロ即時離脱を訴えるギリシャ共産党(KKE)、移民排斥を唱える極右ファシスト的な「黄金の夜明け」(XA)も前回選挙に引き続き議席を確保し、緊縮財政策に反対する急進的な左右両派の根強い不満を示すことともなった。ただKKEはSYRIZAに左派反緊縮財政派の支持が集中したこともあり、得票を後退させた。

詳しい選挙結果は次の通り(カッコ内は5月の前回選挙比)。

新民主主義党(ND) 129(+21)
急進左翼連合(SYRIZA) 71(+19)
全ギリシャ社会主義運動(PASOK) 33(-8)
独立ギリシャ人(ANEL) 20(-13)#ND右派出自のポピュリスト・反緊縮財政派
黄金の夜明け(XA) 18(-3)
民主左翼(DIMAR) 17(-2)
ギリシャ共産党(KKE) 12(-14)

全ギリシャ社会主義運動 公式サイト(ギリシャ語)
http://www.pasok.gr/
スポンサーサイト

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。