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2012-05-07

【フランス】社会党のオランド新大統領が誕生

6日、フランスの大統領選の決選投票が、第1回投票で1位となったオランド元社会党(PS、社会主義インター加盟政党)第一書記と現職のサルコジ大統領(UMP、右派・民衆運動連合)のあいだで行われた。その結果、事前予想より差は詰まったもののオランド元第一書記が52%弱の得票でサルコジ大統領を破り、当選を決めた。社会党の大統領は第五共和政下では故ミッテラン大統領以来17年ぶり2人目となる。また現職大統領が敗退するのはジスカールデスタン大統領がミッテラン氏に敗れて以来31年ぶり。

オランド新大統領は57歳。エネルギー面でフランスが大きく依存する原子力発電所の大幅な縮減を主張するほか、積極財政路線や雇用・福祉政策、特に富裕層課税強化、中小企業支援のための公的な投資銀行創設、若年層の雇用促進策などを掲げており、経済筋からは「危険」という評もある。また人物としてはカリスマ的指導力を発揮するというよりは調整型とされる。元事実婚パートナーのロワイヤル前回大統領候補からは「指導力不足」とされ、個人的にパートナーシップ関係解消に至ったこともある。今回の選挙でも抗議票が多いと見られる極右・国民戦線(FN)のルペン候補の支持票から一部が流れなければ当選には至らなかったとみられ、本人が積極的に支持されたというよりは、「反サルコジ・反新自由主義緊縮財政政策」の不満票の受け皿になった結果の当選という面も否めない。今後は選挙で提示した政策をどう実行していけるか、緊縮策を続けたい意向のドイツやユーロ破綻の危機を招いているギリシャやイタリアへの対応も絡んで、綱渡りの政局運営を強いられそうだ。実際、オランド新大統領誕生を受けてさっそくユーロ売りが加速している。

なおオランド新大統領誕生を受けて社会党は早々に新首相ポストの選任を行う予定で、エロー下院議員団長のほかオブリ社会党第1書記を推す声もある。また第1回投票からオランド候補を支持してきた左翼急進党(PRG)や左翼欧州懐疑派共和国市民運動(MRC)のほか、欧州エコロジー緑の党からの入閣も有力視されており、第1回投票で善戦したメランション欧州議会議員率いる「左翼戦線」(共産党、左翼党などで構成)から入閣者が出る可能性もある。いずれにせよ誰が首相ポストに就くかは内政にかける新政権の意気込みを示す大きな意味がある人選となり、その布陣をもって来月に行われる予定の国民議会(下院)選挙で社会党をはじめ左派勢力の院内多数奪還に挑むこととなる。

オランド候補 公式サイト(フランス語)
http://francoishollande.fr/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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