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2012-01-22

【エジプト】人民議会選でイスラム主義派の勝利確定、民主社会主義派及ばず

11月から1月にかけて行われたエジプト人民議会(下院、公選定数498、事実上は小選挙区比例代表並立制)の結果が21日、選挙管理委員会から公表された。それによるとムスリム同胞団が創設したイスラム主義右派(原理主義)穏健派の自由公正党を軸とする政党連合「国民民主同盟」が半数に迫る235議席を獲得して第1勢力となり、これに123議席を獲得し予想外の好成績となったイスラム主義右派厳格派・サラフィ派のヌール党(光の党)が続いた。両イスラム主義政党は比例区で躍進するだけでなく、選挙区の議席も多くを獲得した。旧ムバラク政権与党・国民民主党(社会主義インター加盟政党だった)が解党され組織力を有する政党がほぼ不在となるなか、唯一組織力を残したムスリム同胞団を基盤とする自由公正党および「国民民主同盟」の躍進は予想されていたが、ヌール党の善戦は意外感をもって受け止められている。
これに次いで第3勢力は保守リベラルの「新ワフド党」(42議席)となり、第1回投票の時点では第3勢力だった世俗リベラル派・民主社会主義派などによる「エジプト連合」は第4勢力(33議席)に転落した。「エジプト連合」は選挙の途上で有力グループの自由エジプト人党が選挙ボイコットを主張、エジプト社会民主党、国民進歩統一党(タガンマア党、元体制内左派)と対立するなど混乱が表面化し、伸び悩みとなった。自由エジプト人党は人民議会選に続いて1月、2月に行われる諮問評議会(上院)選挙のボイコットをすでに表明している。
選挙後の議会多数派形成および新憲法の制定については自由公正党・「国民民主同盟」、ヌール党、新ワフド党の上位3党・会派が連携で合意しており(一時は自由公正党はヌール党との連携を否定していたが、姿勢を変えた)、首相ポストは大統領権限を代行する国軍最高評議会(タンタウィ議長)が指名するが、イスラム主義色、保守色の強い政権になるものとみられる。今後は社会主義インターが動向を注目しているムーサ・アラブ連盟事務局長が出馬を表明している大統領選挙に焦点が移る。

エジプト社会民主党 公式サイト(アラビア語)
http://www.egysdp.com/
国民進歩統一党 公式サイト(アラビア語)
http://www.al-ahaly.com/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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