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2011-11-28

【モロッコ】新憲法下の初選挙でイスラム主義派が伸ばし、民主社会主義派と連立か

25日、北アフリカのモロッコで、国王の権限を制約し議会の権限を拡大した憲法改正がなされてから初の下院選挙(今回から定数は395に拡大、比例代表制)が行われた。その結果、トルコの同名の党を模したイスラム穏健右派・公正発展党が第1党となることが確実となった。改正憲法では国王は首相を下院の第 1党から指名しなければならないとされており、イスラム主義派である公正発展党のベンキラネ党首の首相就任が確実となった。ただし公正発展党は過半数の獲得はできなかったため、同党は人民勢力社会主義同盟(社会主義インター加盟政党)など民主社会主義政党との連立を狙っているとの観測もある。国王ムハンマド6世は議会での影響力を選挙を通じて強めることを狙い、王党派新党「確実性と現代性党」(正統現代党、権威近代党とも)を結成させ初登場で議席を急伸させたが、他の王党派や中道保守政党と競合し第1党は獲得できなかった。
モロッコ議会は小党分立の傾向が強いうえ、これまで国王の権限が強かったため、相対的に政党の力は弱く、政治エリートの離合集散と政争の具となる傾向が強かった。しかしこれまでの政治エリートと距離がある貧困層を基盤とする公正発展党および民主社会主義ほか社会主義政党が連立を組むこととなると、モロッコ政治において大きな転換点となり「モロッコにも『アラブの春』が及んだ」とする報道もある。

各党の獲得議席は次のとおり(カッコ内は前回比。前回の総議席は325であるため、見かけ上は多くの政党が議席を伸ばす結果となっている)。

公正発展党 107(+61)#穏健イスラム主義右派
イスティクラル党 52(+8)#独立党とも。穏健保守。
独立国民集会 52(+13)#自由主義
確実性と現代性党 47(新党)#王党派保守主義新党
人民勢力社会主義同盟 39(+1)#社会主義インター加盟政党
人民運動 32(-9)#中道右派自由主義
立憲同盟 23(-4)#中道右派自由主義
進歩社会主義党 18(+1)#アラブ社会主義
労働党 4(-1)#社会民主主義
その他 13

人民勢力社会主義同盟 公式サイト(フランス語・アラビア語)
http://www.usfp.ma
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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