--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2011-11-21

【スペイン】総選挙で社会労働者党政権が大敗

20日、スペインで上下両院の総選挙が行われた。そのうち政権の帰趨を決する下院(定数350、比例代表制)では右派野党・民衆党(PP、国民党とも)が大きく伸ばして過半数の議席を獲得、ルバルカバ前第一副首相兼内相を首相候補に立てた与党・社会労働者党(PSOE、社会労働党とも。社会主義インター加盟政党)は過去30年で最悪の結果となる大敗を喫し政権を失うこととなった。この結果、PPのラホイ党首が国王の指名・下院の承認を経て新首相に就任する。
スペインではPSOEのサパテロ現政権が公共事業凍結や公務員給与の引き下げなどの緊縮政策、さらには付加価値税の引き上げなども通じて財政再建を急いだが、特に若年層の失業率が5割近くに達するなどの経済失政の責任を問われ、今回実施された繰り上げ総選挙ではサパテロ首相が引退不出馬に追い込まれていた。だが野党PPもサパテロ政権と同様の歳出削減・緊縮政策や労働市場改革などを通じた経済構造改革をPSOE政権にもまして加速させ、マーケットの支持を得て欧州を覆う債務危機からスペインを脱却させる方針。しかし若者グループは継続が確実な緊縮財政策に「痛みを強いるもの」として反対するデモを行っており、今後の政治経済情勢には不透明感も残る。
今回の選挙でPPが過半数の議席を得たことにより、ラホイ新政権はカタルーニャやバスクの地域政党の支持を取り付ける必要がなく、強力な政策を推進できるとみられている。逆にPSOEの支持者は多くが棄権に回るか、共産党系の統一左翼(IU)や社会自由主義の「統一・進歩・民主」(UPyD)の支持に回り、両党が議席を伸ばした。
なお上院はもともとPPが多数を占めており、今回もそれが継続する見通しで、上下両院の「ねじれ」も解消される。

開票途中の下院選の暫定的な結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

民衆党 186(+32)
社会労働者党 110(-59)
結集と統一 16(+6)#カタルーニャの中道右派地域政党
統一左翼 11(+9)#スペイン共産党など
アマイウル 7(新党)#バスクの左派連合
統一・進歩・民主 5(+4)
バスク民族党 5(-1)#バスクの中道右派政党
カタルーニャ共和左翼 3(±0)
その他 7(+2)#左派のガリシア民族ブロック、中道右派のカナリア諸島連合など

上院のうち公選議席(208議席、中選挙区制限連記式)は以下のようになる模様。

民衆党 136
社会労働者党 48
結集と統一 9
カタルーニャの左翼政党連合 7
バスク民族党 4
アマイウル 3
カナリア諸島連合 1 

#上院へは他に各自治州議会が56議席を選出するが、民衆党が多数を占める見通し。

スペイン社会労働者党 公式サイト(スペイン語)
http://www.psoe.es/
スポンサーサイト

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。