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2011-10-26

【チュニジア】制憲議会選でイスラム主義穏健派が優勢、世俗派・民主社会主義派も伸ばす

「アラブの春」の火付け役となった北アフリカのチュニジアで23日、ベンアリ前大統領追放後の国の将来像を決める憲法制定議会の選挙(定数217、比例代表制)が行われた。開票結果の発表は遅れているが、ベンアリ政権下では禁止されていた穏健イスラム右派・アンナハダ(復興党とも)が優勢となっており、「労働と自由のための民主フォーラム」(FDTL、エタカトルとも。社会主義インター加盟政党)や「共和国のための会議」(CPR)の双方の民主社会主義政党も一定の議席を確保しつつある。ほかに新党「自由・正義・発展のための人民請願」(PPLJD)が予測より支持を集めたいっぽう、リベラルな世俗主義派で実業界に支持される進歩民主党(PDP)は伸びず、敗北を認めた。旧ベンアリ派で解党前は支配政党だった立憲民主連合(RCD、社会主義インター加盟政党だった)の系列を引く政党はほとんど支持を得られなかった。ただアンナハダが過半数を獲得できるかは微妙な情勢。

新憲法の制定においては、アンナハダが強権的だったベンアリ前政権に反発する立場から議会のコントロールを強めたドイツ型の議院内閣制共和国を主張しているのに対し、世俗主義諸派は大統領の権限の強いフランス型の半大統領制を主張している。憲法制定議会は今後1年をめどに新憲法の制定をめざし、その後に改めて選挙が行われる。

今後、内政的には民主社会主義・世俗主義諸派の提携がなるかどうかが焦点となるが、アンナハダはエタカトル、CPRとの連立を模索し始めているとも伝えられる。対外的には隣国リビアでカダフィ大佐が殺害され、シリアやイエメンでデモが続くなど「アラブの春」が未だ終結していないなかで、革命がおきた諸国のうちで最初に民主選挙を行ったチュニジアが「アラブの春」および今後、選挙が続く地域大国エジプトをはじめアラブ世界の民主化全般のモデルとなるかが注目される。

労働と自由のための民主フォーラム(エタカトル)公式サイト(アラビア語・フランス語)
http://www.ettakatol.org/
共和国のための会議 公式サイト(アラビア語)
http://www.cpr.tn/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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