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2011-05-03

【カナダ】総選挙で保守党勝利、新民主党も議席約3倍増

カナダで2日、下院(定数308、小選挙区制)総選挙が行われ、ハーパー首相率いる与党・保守党が過半数の議席を確保して勝利した。いっぽうこれまで野党第1党だった自由党は議席を半分以上失う大敗となり、代わって社会主義インター加盟政党の新民主党が議席を3倍近く伸ばして議席を3桁に乗せ初めて野党第1党となった。ケベック州に基盤を置く民主社会主義的な地域政党ブロック・ケベコワ(ケベック連合)は議席の大半を失う惨敗となった。また緑の党が初議席を獲得した。ハーパー保守党政権は06年、08年の選挙で過半数を続けて確保できず少数与党に甘んじてきたが、今回は念願の安定政権への道を開いた。
今回の総選挙は保守党が少数与党だった前下院において自由・新民主・ケベコワの野党3党が財政赤字にもかかわらず法人税減税やF35新型戦闘機の導入などを織り込んだ予算案に反発して内閣不信任案を可決させ、これにハーパー首相が下院解散で応じたことによるもの。ハーパー首相率いる保守党は法人税減税を通じた企業・経済活動活性化による財政再建を掲げ、予想以上の支持を集めた。いっぽう新民主党や自由党は逆に法人税増税を掲げ、特に新民主党は社会保障の拡大や環境保護を掲げて党のシンボルカラーから「オレンジの波」と報じられたブームを都市部を中心に起こしたが、両党で中道左派有権者の票を奪い合う結果ともなった。有権者は好調な経済を背景に「小さな政府」の主張に耳を傾けたものの、同時に新民主党が強く主張した社会保障など「大きな政府」論にも根強い支持が寄せられ、世論の二極分化が鮮明となった。事前の世論調査では保守党の過半数確保は難しいとの予測もあり、自由・新民主両党による連立政権の樹立を有力視する見方もあったが、共に党首が落選した自由党およびブロック・ケベコワの大敗により及ばなかった。自由党はオンタリオ州で退潮が著しく、ブロック・ケベコワは地盤のケベック州で新民主党に大量の議席を奪われた。

詳しい選挙結果は次の通り(カッコ内は前回比)。
保守党 167(+24)
新民主党 102(+65)
自由党 34(-43)
ブロック・ケベコワ 4(-45)
緑の党 1(+1)
無所属 0(-2)

新民主党 公式サイト(英語・フランス語)
http://www.ndp.ca/home
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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