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2010-08-22

【オーストラリア】下院総選挙で「ハング・パーラメント」の結果が濃厚に

21日、オーストラリアの連邦上下両院の総選挙が行われた。政権の帰趨を決める代議院(下院、定数150・小選挙区移譲式)選挙においては6月に就任したばかりの同国初の女性首相であるギラード首相率いる労働党(社会主義インター加盟政党)とアボット自由党党首が率いる保守連合(自由党と国民党で構成。オーストラリアの用語では単に「連合(Coalition)」という)とのあいだでオーストラリア史上まれにみる接戦となっており、現在までの開票では両陣営とも過半数の76議席を獲得できない「ハング・パーラメント」(宙づり議会)の結果となることが濃厚となっている。最終結果は開票に手間がかかる移譲式投票方式や郵便投票の開票を待つ必要があるため、数日間から約2週間を要する見通し。

このあいだに労働党と保守連合による多数派連立工作が活発化すると予想され、今回下院で初の1議席を獲得した緑の党は労働党を支持する方向のため、保守連合離脱者が多い無所属議員の動向が政権の帰趨を決めるものとみられる。無所属議員の傾向からして保守連合が優勢という見方が強いが、労働党側も「保守連合離脱者が保守連合と組むことはおかしい」と秋波を送っている。ギラード首相はもとは労働党内左派出身の「マルクス主義者」とされ(現在は党内右派とされる)、アボット自由党党首は敬虔なカトリック信者として知られるが、今回の選挙では労働党・保守連合両陣営はともに政策の接近と中道化をはかり、大きな焦点を作らなかったことも連立工作に影響しそうだ。

なお同時に行われた元老院(上院、定数76・原則半数改選・中選挙区移譲式比例代表制)選挙では、比例代表制のため労働党と保守連合の両陣営とも過半数を獲得できず、これまでに引き続き緑の党(今回は労働党と選挙協力を行った)や家族優先党、無所属議員などがキャスティング・ボートを握る勢力分野となった。

なおオーストラリアは義務投票制を採用しているため、投票率は毎回約95%と高率となる。

オーストラリア労働党 公式サイト(英語)
http://www.alp.org.au/
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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