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2010-03-21

【ネパール】コイララ元首相が死去

20日、ネパールのギリジャ・プラサド・コイララ元首相(G.P.コイララ、社会主義インター加盟政党のネパール会議派総裁)が肺疾患のため、首都カトマンズの病院で死去した。84歳だった。
1990年の民主化・複数政党制導入後の初の総選挙でのネパール会議派の勝利を受けて新民主憲法下で首相に就任。以後通算して4度、首相を務めたネパール政界の最高実力者だった。ギャネンドラ国王が2005年、いわゆる「国王クーデター」で政権を奪取した後には反国王運動の指導者となり、議会下院が復活すると首相として暫定国家元首となった。この間、共産党毛沢東主義派(マオイスト)との和平を実現して内戦を終結させ、ピースメーカーと呼ばれるようになった。またギャネンドラ国王の廃位・共和制導入に踏み切った。
なお過去に長兄のあマトリカ・プラサド・コイララ(M.P.コイララ)、次兄のビシュウェシュワール・プラサド・コイララ(B.P.コイララ)も首相となったことがある。兄弟3人の首相就任は他国に例がなく、世界記録となっている。

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前は日本の政治家ですと故・橋本龍太郎元首相との深い関係をささやかれたりしていた(それが「国王クーデター」を正当化する論理にも使われました)コイララ元首相ですが、マオイストとの和平を実現させてから評価が一変。今回の死去に際してはネパールの行政機関・メディアはじめ国中が喪に服す情況だそうです。
ネパールは現在、暫定憲法下で選出された制憲議会により新・共和制憲法起草作業が大詰めをむかえていますが、統一共産党・ネパール会議派の現・連立政権と野党に転じているマオイスト、および南部インド国境地帯の「マデシ」諸党がにらみ合うなかでの政界最高実力者の死去。新・共和制憲法はじめ民主化プロセスにどんな影響が出るのか、心配されるところです。
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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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