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2014-08-12

【トルコ】エルドアン首相、公選大統領に横滑り当選

10日、トルコで建国以来初となる大統領の直接公選選挙が行われ、中道右派で「イスラム民主主義」を掲げる公正発展党(AKP)のエルドアン首相が過半数となる52%弱を獲得し、決選投票を待たずに当選を決めた。
主な対抗馬となったのはイフサンオール・イスラム協力機構(OIC)前事務局長で、野党第1党である共和人民党(CHP、社会主義インター加盟政党)と極右・汎トルコ主義の民族主義者行動党(MHP)のほか、多数の議会外政党が推し、政教分離を重視するケマリズム(「国父」であるケマル・アタチュルクの主義)を軸に選挙戦を戦ったが、地中海沿岸部で次々と1位となったものの内陸部への浸透に欠け、38%強の得票にとどまった。ほかにクルド系の権益を事実上代表する民主社会主義政党・人民民主党(HDP、旧「平和民主党」(BDP・社会主義インター加盟政党)が今年に入って事実上、改称して設立した政党)からデミルタシュ共同党首が立候補しクルド人集住地域である東南部で善戦、10%弱を獲得したが及ばなかった。
エルドアン首相は首相ポストにあった過去10年以上のあいだにトルコのGDPを倍化させたなどの経済面での実績を強調、強権的政治姿勢への根強い反発を今回も抑え込んだが、同首相への反対票が約48%にも及び、国論が二分された状態であることがうかがえる。なお投票率は74%強だった。
新しい公選大統領はこれまで間接選挙でトルコ大国民議会(一院制議会)が選出してきた大統領よりも権威の高い存在と位置づけられる方向で、憲法改正によってこれまでの名誉職的権限と異なる強い権限が付与されると予想される。エルドアン首相はAKPの党規で党首として3選が禁じられているため、今回は大統領への横滑りを図り、成功したことになる。

共和人民党 公式サイト(トルコ語)
http://www.chp.org.tr/
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2014-08-02

【イラク】大統領交代、新大統領にマスーム氏

7月24日、イスラム・スンニ派過激派「イラク・レバントのイスラム国」(ISIS)の軍事的侵攻の脅威が迫るなかイラク連邦議会において大統領選挙(間接選挙、名誉職的色彩の強いポスト)が行われた。イラクが民主政府を樹立して以来、大統領のポストにあったタラバニ初代大統領(社会主義インター加盟政党のクルド愛国同盟(PUK)所属)は退任し、同じくPUK幹部のマスーム元連邦議会暫定議長が大差で大統領に選出された。
イラクにおいては現在、実権を握っているのは議院内閣制に支えられた首相であるが、マリキ首相が続投できるかは微妙な情勢であり、ISISとの戦闘が激化するなか、暫定的に主導権をとる局面もあると予想される。また出身のクルド自治区そのものがこの機会に分離独立を狙っており、これとの影響も注目される。
プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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