--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012-11-28

【シエラレオネ】大統領選で現職コロマ大統領再選

西アフリカのシエラレオネで17日に大統領選挙および議会選挙(定数124、大選挙区連記式が基本)が行われた。結果は紛糾し両選挙の帰趨が判明するまで日数を要したが、結局のところ大統領選挙では民主社会主義的な傾向を有する全人民会議(APC)のコロマ大統領が再選を飾った。また議会選挙でもAPCが単独過半数の議席を獲得した。
コロマ大統領は保守系野党・シエラレオネ人民党(SLPP)のビオ元軍事政権大統領との一騎打ちとなったが、得票が選挙法の規定に達しているかなどで野党から不正選挙との抗議が起き、結果発表が遅れていた。しかし最終的には当初の結果どおりAPCの勝利に終わることとなった。なおシエラレオネは80年代にはAPCの一党独裁だったこともある。その後は90年代にはダイヤモンド利権をめぐる革命統一戦線(RUF)との内戦に翻弄され、国連が介入するなかコロマ大統領の前任者カバー大統領(SLPP)が権力を固め和平をもたらすまで紛争が続いた。以後、コロマ政権になってからは経済復興に取り組んでいる。

議会選挙の詳しい結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

全人民会議 67(+8)
シエラレオネ人民党 42(-1)
伝統的首長 12 #人民党に近い首長が多いとされる
選挙延期 3

コロマ大統領 公式サイト(英語)
http://ernestkoroma.org/
スポンサーサイト

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2012-11-28

【スペイン】カタルーニャ州議選で独立派が躍進

25日、スペイン東部カタルーニャ州(カタロニア州、州都バルセロナ)で繰り上げ州議会議員選挙(定数135、比例代表制)が行われ、最終的にカタルーニャ州の分離独立をめざす中道右派系地域政党の「結集と統一」(CiU、「集中と統一」とも)が前回に引き続き第1党となり、これに左派独立派のカタルーニャ共和左翼(ERC)が続いた。社会主義インター加盟政党の社会労働者党の系列政党であるカタルーニャ社会党は第3党、中央与党・民衆党(国民党とも)系のカタルーニャ民衆党は第4党となった。

今回の選挙はCiUのマス州首相がスペインの経済先進地域であるカタルーニャの首脳として国内他地域に対する債務負担やラホイ民衆党政権が進める緊縮財政策への拒否感から「州の徴税権の拡大」を中央政府に示して拒まれたため行われ、これまでになく「独立」が焦点となったこともあって、投票率は約7割と高かった。また翌日にはスペインの株・国債が売られる現象もみられた。ただCiUの議席後退にはマス州首相自身が州内で進めた緊縮財政策の影響を指摘する声もある。また独立を求める住民投票が実際に行えるかについても懐疑的な意見が強い。

詳しい選挙結果は次のとおり(カッコ内は前回比)。

結集と統一 50(-12)#穏健保守独立派
カタルーニャ共和左翼 21(+11)#急進左翼独立派
カタルーニャ社会党 20(-8)#中道左派反独立派
カタルーニャ民衆党 19(+1)#保守反独立派
カタルーニャ緑・統一左翼 13(+3)#中道左派穏健独立派
シーズ・市民性の党 9(+6)#リベラル反独立派
統一人民候補 3(新党)#左翼独立派

カタルーニャ社会党 公式サイト(カタルーニャ語)
http://www.socialistes.cat/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2012-11-13

【スロベニア】大統領選で社民党候補と現職が接戦

11日、旧ユーゴスラビア諸国から初めて欧州連合(EU)入りしたスロベニアで、大統領選挙の第1回投票が行われた。選挙戦は三つ巴の構図となったが、社会民主党(旧共産主義者同盟、社会主義インター加盟政党)のパホル前首相が1位、現職のテュルク大統領が2位となり、両者が決選投票に駒を進めた。右派の民主党が推すツヴェル元教育相は3位に留まり涙を飲んだ。

大統領選はテュルク大統領が昨年末の議会選で第1党となった「積極的なスロベニア」など中道系諸党から超党派の支持を得、選挙戦を有利に進めているとみられていたが、パホル前首相も一部の世論調査で1位と出るなど猛追を図った結果、予想以上に票を伸ばして1位となった。なおテュルク大統領は前回選挙では社会民主党の支持も得ていたなど社民主義的な側面もあり、中道左派同士の決選投票となったとする報道もある。

今回の結果を受けて、パホル前首相とテュルク大統領のあいだで決選投票が12月2日に行われる。なおスロベニアは首相(現在は右派・民主党のヤンシャ首相)が行政に責任を持つ議院内閣制を採用しているため、大統領は公選だが主に儀礼的・象徴的な役割を果たす名誉職的なポストとなっている。しかし、今年初めに返り咲いたばかりのヤンシャ首相はユーロ圏を覆う経済財政危機への対策として推進した緊縮策が不評で支持率が低迷しており、民主党系候補の敗退に結びついた。

社会民主党 公式サイト(スロベニア語)
http://www.socialnidemokrati.si/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2012-11-13

【サンマリノ】議会選で社会主義民主党が与党入りへ

11日、イタリアに囲まれたミニ共和国サンマリノで大評議会(議会)総選挙(定数60、比例代表制)が行われた。その結果、イタリアの民主党に近い社会主義民主党(社会主義インター加盟政党)とキリスト教民主党などで結成した政党連合「サンマリノ共通善」が過半数の35議席を獲得、新党・社会党や中道派による「国のための合意」の12議席、左派勢力による「行動市民権」の9議席、レテ市民運動の4議席を破り、勝利を確実にした。
社会主義民主党は旧イタリア社会党と近かったサンマリノ社会党と旧イタリア共産党・左翼民主党勢力に近かった民主党が2005年に合併した政党だが、その際に両党の合併反対派が離脱している。
サンマリノの政治はしばしばイタリア政治の先行実験室といわれるが、今回は民主社会主義勢力とキリスト教民主党の中道左右両派の組み合わせが勝利したことで、来春に予定されるイタリア総選挙での枠組みを占うものとして注目される。

社会主義民主党 公式サイト(イタリア語)
http://www.psdsanmarino.org/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2012-11-09

【アメリカ】上下両院選で民主社会主義者議員が再選

6日に行われた各級選挙でオバマ大統領(民主党)が再選されるなどしたアメリカで、連邦上下両院選挙でも民主社会主義者を名乗る議員が再選された。

上院ではバーモント州で民主社会主義者を名乗って活動してきた無所属のサンダース議員が民主党、および地域政党であるバーモント進歩党などの推薦を受けて共和党候補を大差で破り再選された。同議員はこれまで下院議員、州内最大市バーリントン市長などを務めている。なお選挙戦は無所属で戦ったが、上院では民主党会派に所属する見通し。

下院ではイリノイ州第7選挙区で民主党のデーヴィス議員が再選された。同議員はアメリカの社会主義インター加盟団体であるアメリカ民主社会主義者(DSA)に所属している。またイリノイ州第7選挙区はシカゴ市内中部に位置する「黒人マイノリティ選挙区」で、黒人有権者が過半数を占めるように線引きされており、民主党の強固な地盤。今回も8割以上の得票で共和党候補を寄せ付けなかった。

なお連邦上院では民主党が、下院では共和党が、それぞれ過半数を維持した。個人主義的な自由主義意識が強いアメリカではオバマ大統領が主導した医療制度改革・事実上の国民皆保険導入(オバマケア)に対して「社会主義」とレッテル貼りする非難がこれまで絶えなかったが、今回の大統領再選および事前予想よりも民主党が伸ばした結果を受けて下院共和党指導部は、減税の終了(事実上の増税)と強制的な歳出削減が重なることで無軌道な財政引き締めが起き景気の急速な失速が懸念される「財政の崖」問題を前に妥協を強いられると予想され、ベイナー下院議長(共和党)がオバマケアの撤廃をめざす考えがなくなったことを表明するなどの動きも出ている。

各地域の選挙では自治領プエルトリコの上院でプエルトリコ独立党(社会主義インター加盟政党、プエルトリコ独立を主張)が1議席を回復したほか、知事選でも民主社会主義的傾向を指摘される自治領維持派・人民民主党のガルシア=パリリャ候補が州昇格派・新進歩党の現職知事を破った。ただし同時に行われた住民投票では州昇格案が可決され、「51番目の州」をめぐる今後の調整が注目される。バーモント州では民主党とバーモント進歩党が連携したが、オバマ大統領再選の勢いをかって民主党が伸ばし、進歩党は伸び悩んだ。

サンダース上院議員 選挙運動サイト(英語)
http://www.bernie.org/
デーヴィス下院議員 公式サイト(英語)
http://davis.house.gov/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2012-11-09

【バヌアツ】議会選で民主社会主義政党が後退

10月30日、南太平洋の島国バヌアツで議会選挙(定数52、中選挙区制が基本)が行われた。開票を終え議席が確定するまで約1週間を要したが、選挙結果はナタペイ前首相(3度首相を務めた)の率いる民主社会主義的なバヌア・アク党(我が土地党、の意)が議席を後退させたものの第1党を維持、またハム・リニ元首相の率いる民主社会主義政党・民族統一党は議席を半減させ後退することとなった。なおキルマン現首相率いる人民進歩党は議席を増やし、保守派の穏健党連合は議席を後退させた。バヌア・アク党および穏健党連合の旧2大政党はそれぞれから離党したグループが一定の議席を確保するなど、これまでになく小党乱立が強まる結果となった。

リニ元首相は1980年代に独立後のバヌアツで親東側陣営の「メラネシア社会主義」路線を指導したウォルター・リニ元首相(バヌア・アク党)の弟で、首相時代には親中路線を採った。なお植民地時代にニューヘブリデス諸島として英仏共同統治だったバヌアツにおいて、バヌア・アク党と民族統一党は英語話者住民を代表している。また穏健党連合はフランス語話者住民を代表している。政治思想や経済政策と同等以上に有力政治家のあいだの人間関係がものをいうバヌアツ政治だが、今回の選挙結果を受けて、新しい連立政権の形成は非常に困難となり、また成立した政権も不安定になることが予想される。

詳しい選挙結果は次の通り(カッコ内は前回比)。

バヌア・アク党 8(-3)
人民進歩党 6(+2)
穏健党連合 5(-2)
民族統一党 4(-4)
土地と正義党 4(新党)
緑の連合 3(+1)
ナグリアメル 3(+2)
変革再統一運動 3(新党、穏健党連合離党グループ)
ラウコ・グループ 3(新党、バヌア・アク党離党グループ)
メラネシア進歩党 2(+1)
先住民民主ナナトク党 2(新党)
共和党 1(-6)
その他諸派4政党 4
無所属 4

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2012-11-02

【イタリア】シチリア州選挙で民主党が勝利

10月28日、イタリア南部に位置し地中海に浮かぶシチリア島(特別自治州)で、前職の辞任にともなう州知事選挙および州議会選挙(定数90、比例代表制と連記投票の組み合わせ)が行われ、双方の選挙で民主党系が勝利をおさめた。

今回の選挙は来春までに行われる総選挙の前哨戦と位置づけられていた。民主党は中道連合(キリスト教民主主義系)と提携し、マフィアとの戦いで著名なクロチェッタ欧州議会議員を知事選に擁立し勝利をおさめた。イタリア南部は保守の強い地盤であるにもかかわらず、ベルルスコーニ前首相が率いてきた右派の「自由の人民」系は得票を伸ばせず敗れた。またコメディアンのベッペ・グリッロ氏が率いる「五つ星運動」が汚職や緊縮財政策を批判して議席を伸ばし、単独政党としては州議会第1党となった。ただしクロチェッタ新知事の新与党連合が連記投票のボーナス議席を含めれば州議会の第1勢力となっている。他に地域政党が議席を獲得したが、左翼勢力は議席を獲得できなかった。各勢力別獲得議席はクロチェッタ新知事与党連合39、「自由の人民」系連合21、「五つ星運動」15、地域政党連合15。

民主党は社会主義インター加盟政党だった左翼民主(旧共産党)などの後継政党で、党としては社会主義インターに加盟していないが、欧州議会では社会主義系会派に所属するなど、今も緊密な連携を保っている。またクロチェッタ新知事は保守意識の根強いシチリアにおいて初の同性愛者の知事となる。

民主党 公式サイト(イタリア語)
http://www.partitodemocratico.it/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。