--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010-11-30

【エジプト】下院選で与党・国民民主党が圧勝へ、野党はボイコットの方向

28日、エジプトで人民議会(下院)選挙(公選議席508、うち女性留保議席64、小選挙区2回投票制が基本)の第1回投票が行われた。ムバラク大統領の長期政権を支える与党・国民民主党(社会主義インター加盟政党)は200議席以上が第1回投票で当選し、宗教政党が禁止されているエジプトで事実上の最大野党となっているムスリム同胞団は当選者を出せず、無所属で立候補している27名の候補者が決選投票に進むにとどまった。なお投票率は35%前後にとどまった。
この結果を受け、前回の88名当選から大きく勢力を後退させることが確実となったムスリム同胞団は不正を理由に選挙からの撤退・決選投票ボイコットを表明。右派リベラル政党の新ワフド党も同調しボイコットを表明した。今後、事実上の野党不在の選挙結果が出ても選挙の正当性に疑義が差し挟まれることは避けられず、長期的に見れば国民民主党政権の不安定化に結びつく可能性もある。

国民民主党 公式サイト(アラビア語)
http://www.ndp.org.eg/
スポンサーサイト

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2010-11-30

【モルドバ】総選挙で与野党痛み分け、政局混迷さらに長期化へ

28日、東欧の旧ソ連共和国モルドバで議会での与野党対立により1年以上も新大統領の選出ができない政局の混迷打開をめざして、繰り上げ議会総選挙(定数 101、5%阻止条項つき比例代表制)が行われた。その結果、社会主義インター加盟政党の民主党と自由民主党、自由党の欧米寄りの連立与党3党が59議席を獲得したものの大統領の選出に必要な61議席には届かず、42議席を獲得したロシア寄りの最大野党・共産党とのあいだで政治的行き詰まりの打開には至らなかった。
この与野党痛み分けの結果を受け、政局の混迷がさらに長引く見通しとなった。野党ながらも第1党となった共産党には連立与党を切り崩して事態の打開を図ろうとする動きもあり、今後の見通しは不透明なものとなっている。

モルドバ民主党 公式サイト(モルドバ語。ルーマニア語と同系)
http://www.pdm.md/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2010-11-27

【インド】大州・ビハール州議選で右派野党が大勝

北インド平原部の大州・ビハール州の州議会議員選挙(定数243、小選挙区制)が10月から11月にかけて6フェーズにかけて行われた。11月24日に行われた開票の結果、民主社会主義右派のジャナタ・ダル統一派(JD-U、人民の党統一派とも)とヒンズー右派のインド人民党(BJP)による連合「国民民主同盟」(NDA、州レベルでは与党、連邦レベルでは野党)が206議席と8割以上の議席を獲得し大勝した。民主社会主義を掲げる連邦最大与党・国民会議派はわずか4議席と振るわず、地元ビハール州に勢力を持つ民主社会主義系の全国ジャナタ・ダルと庶民の力党の連合も25議席にとどまった。その他、インド共産党が1議席、無所属その他が7議席を獲得した。
今回州議会議員選挙では「国民民主同盟」の勝利は予想されていたが、人口1億近いビハール州での国民会議派の退潮はインド連邦レベルの政治にも影響を与えそうだ。

ジャナタ・ダル統一派 公式サイト(英語)
http://www.janatadalunited.org/
全国ジャナタ・ダル 公式サイト(ヒンディー語)
http://www.rashtriyajanatadal.com/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2010-11-12

【ビルマ】20年ぶり総選挙で軍政与党が勝利へ、抗議の動きも活発化

7日、ビルマ(ミャンマー)で20年ぶりとなる総選挙(下院440名のうち選挙定数330名、上院224名のうち選挙定数168名、ともに小選挙区制および非選挙枠は軍人議席)が行われた。結果の公式発表には時間がかかっているが、軍事政権与党の連邦団結発展党(USDP)が約4分の3の議席を占めて圧勝する情勢となっている。アウンサンスーチー氏率いる民主化勢力・国民民主連盟(NLD)は選挙に参加せず解党、一部勢力が国民民主勢力(NDF)を結成して少数民族政党らと連携を組み総選挙に参加したものの、ボイコットを主張したスーチー氏とのあいだで溝は埋まらず、勢力伸張には至らなかった。また軍事政権寄りとみられてきた国民統一党(NUP、旧政権期の社会主義計画党の後身)も大敗した。NUPも選挙の不公正さに異議申し立てをする方向で今後、野党色を強めるとの観測もある。
スーチー氏は社会主義インターでの役職(特別名誉議長)も持ち、ビルマの民主化運動には欧米の民主社会主義・社会民主主義勢力が強力にバックアップしてきた経緯がある。しかし今回の選挙においても外国からの取材を拒否する権威主義的な体制の下、諸外国からの抗議をまったく無視して国際的な監視なしでの選挙を強行することとなった。今後、野党勢力が選挙結果を受け入れるか、もしくは選挙結果を拒否し異議申し立てや抗議活動を強めるか、いずれの方向を選ぶかが注目される。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2010-11-07

【コートジボワール】大統領選で現職バボ大統領が苦戦

10月31日に西アフリカのコートジボワールで大統領選挙(2回投票制)が行われた。2000年に軍人のゲイ前大統領が逃亡して以来の政権を握るイボワール人民戦線(社会主義インター加盟政党)のバボ大統領は暫定集計では約38%の得票でトップに立ったが、決選投票での連携協定を結んでいるワタラ元首相(共和主義者連合)とベディエ元大統領(コートジボワール民主党)はそれぞれ約32%、約25%を獲得し、両候補の得票を足すとバボ大統領を上回るため、決選投票の行方は数字上はワタラ元首相に有利となっている。ただワタラ元首相も90年代にベティエ政権下で国籍上の資格(ワタラ氏は隣国ブルキナファソからの移民)を問われて大統領選への立候補を阻止された経緯があり、両候補の連携がどこまで有権者に浸透するかは不透明な要素もある。
コートジボワールは独立後、ウフエ・ボワニ大統領の長期政権下で順調な経済成長を遂げ、最大都市アビジャン(旧首都)には高速道路が走っているほどだが、ウフエ・ボワニ大統領の死去により後継者となったベティエ政権期からナショナリズムが勃興したため、元からのコートジボワール人と移民のあいだに対立が生じ、それがナショナリズムを引き継いだバボ政権下におけるコートジボワール内戦に結びついた。この政情不安のため、バボ大統領は過去5年、6度にわたって大統領選挙の日程を延期して自身の任期を延長し、これが反対勢力から大統領ポストへの居座りだと批判され続けてきた。今回の大統領選を通じて、国民和解がなるかが注目される。
なお決選投票は11月28日を予定しているが、再び延期されるとの観測もある。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2010-11-05

【アメリカ】中間選挙で民主党後退も、DSA議員再選

2日に行われたアメリカの中間選挙(連邦下院議員全員、連邦上院議員の3分の1などが改選)で、医療保険改革などオバマ大統領の政策を支えた民主党が敗退し、下院の過半数を失った。いっぽう上院では全員改選ではなかったこともあり、民主党が過半数を維持した。
民主党議員ではアメリカ民主社会主義者(DSA、社会主義インター加盟)のメンバーであるダニー・K.デーヴィス下院議員(イリノイ第7区選出)が8割以上の得票で共和党候補を下し、再選を果たした。デーヴィス議員の選挙区はいわゆる「黒人マイノリティ選挙区」で、黒人有権者が多数を占めるように人為的に線引きされている。
ただ今回の民主党後退のあおりを受け、デーヴィス議員も所属する民主党内親労組派「議会進歩コーカス」の勢力も後退したとみられる。

ダニー・K.デーヴィス下院議員サイト(議員としてのサイト、英語)
http://www.davis.house.gov/
ダニー・K.デーヴィス候補サイト(選挙キャンペーンサイト、英語)
http://davisforcongress.us/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2010-11-02

【ブラジル】大統領選で労働者党女性候補が当選

10月31日に行われたブラジル大統領選の決選投票で、現職・ルラ大統領の後継として立候補した与党・労働者党(PT)のルセフ元官房長官が中道野党・社会民主党のセラ前サンパウロ州知事を破り、当選を果たした。ブラジルで初の女性大統領となる。就任は来年1月1日。
ルセフ元官房長官の得票率は約56%で、約44%のセラ候補をおさえた。
ルセフ次期大統領は経済学者の出身だが、かつて軍政期には学生として左翼ゲリラ活動に参加、3年間を獄中で過ごした経験を持つ。労働者党内では実務派として知られる。ルラ現大統領の経済成長と福祉の両立を実現した路線をどう踏襲するかが注目される。また与党連合は左右両派の寄り合い所帯であるため(ルセフ候補とタッグを組んだ次期副大統領は中道保守の民主運動党から選ばれている)政局・議会運営に難しい局面が生じることも予想される。

ルセフ次期大統領の公式サイト(ポルトガル語)
http://www.dilma13.com.br/conteudo/main/

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

2010-11-02

【おくやみ/アルゼンチン】キルチネル前大統領が急死

10月27日、アルゼンチンのキルチネル前大統領が心臓発作のため急死した。享年60歳だった。
キルチネル前大統領はフェルナンデス現大統領の夫で、在任中はペロン党(正義党)左派・反米派などを結集した民主社会主義的な「勝利のための戦線」を基盤に中南米に広がる反米左派陣営の一角を担った。ペロン党右派で新自由主義的な政策を採るメネム元大統領とは対立関係にあった。
その後、ペロン党の党首として妻のフェルナンデス大統領を支える政局運営を担い、妻の後を継いで大統領に返り咲く目論見とみられていたが、果たせなかった。財政政策には民主社会主義的な積極財政の傾向が強かったため、国際金融筋は早くも政策転換・反米路線の修正を見込んだ動きを見せている。

theme : 海外ニュース
genre : ニュース

プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。